25万年前のカルテ

ふむふむ。

あ~、これは・・・

週に7日は甘いもの食べてたな。

なんて、バレちゃう?

25万年前のカルテ。

とその前に、今朝の新聞もテレビも

「北海道に初雪」のニュースで持ち切り。

昨日、稚内・旭川・網走で初雪を観測。

稚内は平年より23日遅く、1938年の観測開始以降、最も遅く、

旭川は平年より22日、網走は14日遅れといずれも記録的に遅い初雪。

「ようやく」?「ついに」?雪が降った。

いやいや、どうなんだろう。

スキー場など雪が降らないと困るところもありますが、

道民感覚としては、そんなに初雪、待ち焦がれている?

そりゃあ、灰色の空からちらちら舞い落ちる初雪はキレイだけど、

「あ~・・・とうとう来たね、降っちゃったね~」というのが本音かも。

冬道運転、雪かき、結露の季節到来なわけで。

「ようやく」「ついに」よりは「とうとう」だよね(笑)。

さあ、札幌は、いつ、「とうとう」初雪降るのかな~。

ま、雪が降ったら、お汁粉の季節よね~、なんて、

朝刊めくっていると、科学面に興味深いコラム記事が載ってました。

「25万年前 歯で分析」。

フランスの古い地層から発掘された歯を元に

25万年前のネアンデルタール人の子どもの暮らしぶりを

欧米の国際研究チームが明らかにしたという内容。

歯は成長するにつれて木の年輪のように層を重ねていく特性に着目し、

発掘された子ども2人の歯に含まれる微量元素を分析したところ、

一人は春に生まれてから2年半に渡り母乳を飲んでいたこと、

もう一人は厳寒期に体調を崩していたことがわかったのだそうです。

ひょえ~、凄い!歯は口ほどにモノを言う?

25万年前のアンデルタールキッズの暮らしがわかっちゃうんだ。

歯に含まれていた母乳の成分から2歳半までの授乳期間がわかり、

厳寒期に2週間ほど歯の発達が妨げられていたことが、

病気になった可能性を物語るのだそうです。

さらに2人とも晩冬から早春に2回、有毒な鉛を取り込んでいて、

食物を採集する25キロ圏内に鉛を多く含む場所があったことが

推察されるのだそうです。

歯が25万年前の暮らしぶりをここまで証言するとは、びっくり。

電子カルテ全盛の現代でありますが、

発掘された歯は、さしづめ25万年前の詳細なカルテ、ですねぇ。

おっと、ということは、もしもアタシが遠い未来に、

西暦2000年代の地層から発掘されちゃったら、

アタシの歯から色々、全部、バレちゃうってこと?

ほほ~、このホモサピエンスの女性は

週に7日ほぼ毎日甘い物を摂取し、週に1~2日、ワインなどを飲み、

肉よりは魚、野菜を積極的に摂っていたようだ。

まあ、大きな病気は、していないとも思われる、なんてね。

いやぁ~、ヤバい、恥ずかし~い。

遥か未来の人々に歯をつぶさに分析されるなんて、

ある意味、裸を見られるより恥ずかしいかも(笑)。

25万年前のカルテが教えてくれる。

毎日の歯磨き、さらに頑張りましょう。

未来で分析されかもしれないからね~(笑)。

さあ、一本一本丁寧に♪

(写真は)

おやつの大福も

微量元素からバレちゃう?

歯は口ほどに・・・。