葡萄とワイン
秋の週末。
葡萄をつまんで
気がついた。
今さらながら、
葡萄からワイン、ね。
のんびり土曜おうちごはんのデザートは
爽やかな緑色が美しいシャインマスカット風葡萄(笑)
夫が買ってきたので品種名がよくわからないのですが、
最近、人気の皮ごと食べられる葡萄で、ちゃんと甘くて美味しい。
パリンと心地よく皮と実が口の中で弾けた瞬間に
魅惑的な葡萄の芳香と果汁があふれだす。
葡萄は、皮ごと食べるのが、秋のトレンドであります。
しかし欧米では昔から葡萄は皮ごと食べるものだそう。
日本人が葡萄の皮を剥いたり、皮を出して食べるのを見ると
びっくりするなんて話も聞いたことありますが、
雨が多い日本で作られる葡萄は実を守るために、
皮が厚く、硬い品種がほとんだったかららしい。
それが最近の品種改良によって皮が薄いものが開発され、
皮まで食べられる葡萄が人気となっているのですね。
そもそも欧米では葡萄はもともと皮ごと食べて良い果物。
昔からワイルドに皮ごと食べるのが常識なのですね。
それはワイン文化と深いつながりがあります。
赤ワインは紫色の葡萄を皮ごと絞って作るお酒。
皮に含まれる苦みや渋みもワインの味わいの一つとされ、
それは食べる葡萄にも通じる感覚なのでした。
日本人の味覚は渋みに弱い。
お米から作る日本酒には渋みがないし、
渋柿は手間をかけて甘くしてから食べてきた。
ゆえに日本にワインが入ってきた当初も
その渋みゆえなかなか馴染めなかった歴史がありますものね。
そういえば、「渋い」食べ物って、日本の食文化には少ないかもねぇ。
明治以降、日本の食生活が欧米化したのは
肉食や乳製品の普及だけではなく、
葡萄の皮の渋みを受け入れるようになったことも大きい、かもね。
渋いは、美味しい。
ワイン文化の広がりは日本人の味覚がさらに豊かになったことを
物語っているとも言えますね。
葡萄とワイン。
甘さと渋み。
食文化は、深いなぁ。
食欲の秋。
(写真は)
葡萄は美しい。
美しい色と豊饒なフォルム。
眺めているだけでも
豊かな気持ちになる、ね。

