温もりまんじゅう
今も昔も
ずっと変わらない。
ひとつひとつ
真面目に丁寧に。
掌の温もり饅頭よ。
母の故郷旧早来町を訪ねた週末プチ旅。
震災からひと月経った安平町を食べて応援できたらと
夫の運転で母を連れて日帰りドライブをしてきました。
グルメサイトでも高評価の人気店、
チーズ工房「夢民舎」直営の「レストランみやもと」で
絶品ハンバーグとカマンベールソフトを堪能。
ホエー(乳清)で育てられた自社飼育の「夢民豚」餃子や
新製品の「はやきたダブルチーズ」をお土産にゲットし、
次なる目的地へ向かいました。
JR早来駅の目の前にある和菓子店「和道堂」です。
お目当ては早来名物「みそまんじゅう」。
母と私の記憶の中では「和泉屋さんのみそまん」であります。
10数年前に商店街から現在の場所に移転した際に屋号が変わりましたが、
長らく愛されてきたみそまんの味は昔のまんま。
小さなお饅頭目当てに遠くからやってくるお客さんも少なくありません。
笑顔で応対してくれたエプロン姿のおかみさんによると
震災以降、ボランティアの方々が買って下さったり、
遠方から50個単位の大量注文が入ったりと
以前にも増しての人気ぶりで作るのが追い付かないそうです。
あんこから手作りのため、1日1回のペースで作っていましたが、
現在は1日2回のフル稼働、それでもできたはなから売れていくそうで、
午後2時前に訪れた時には、残りひと箱!
かろうじて最後のひと箱、ゲットであります。
薄いベージュ色したこぶりのみそまんじゅう。
箱の中のひとつをそっと手に取ると、ほのかに温かい。
本日2回目に作ってから、そう時間が経っていないのねぇ。
小さな町の小さなお菓子屋さんの小さなおまんじゅうは
静かに、確実に、人気沸騰中なのでありました。
みそまんとおなじこしあんを使っているという焼饅頭「早来饅頭」と、
「お得ですよ」とおかみさんお奨めのケーキの切れ端パックも購入。
で、貴重な最後のひと箱に入っていたみそまんじゅうは
札幌に帰ってから、頂き物の極上静岡茶を淹れて、じっくり実食。
素朴な包み紙を開けるとしっとり蒸しあがったみそまんが姿を現します。
小さなお饅頭なのに、ずっしり持ち重りがある。
二つに割ると・・・おおお~これは・・・。
こしあん党も納得の大好きなタイプのサラリ系のこしあん。
ぱくり・・・ふわりと味噌の香りが鼻腔を駆け抜けていく。
う~ん・・・甘くて、しょっぱくて、優しい。
なんだろう・・・美味しくて懐かしくて・・・・涙がでそう。
心の故郷の味、なんだな。
材料は小豆、砂糖、味噌、小麦粉だけ。
小麦粉は安平町産の小麦を使っているらしい。
余計なものは一切加えていないみそまんじゅう。
どの材料も小さな頃遊びにいっていた母の実家で作っていたっけ。
お砂糖の原料になるビートの畑もあったなぁ。
早来の豊かな風景から生まれたおまんじゅうなんだね。
懐かしい風景と重なるから、鼻がツンとするのかな。
日本全国、みそまんじゅうは数あれど、
早来のここのみそまんが日本一、いや世界一。
豊かな畑の実りを大切に使って
ひとつひとつ真面目に丁寧に丸めて蒸して。
作る人の掌の温もりが優しく伝わる「和道堂」のみそまんじゅう。
世界に自慢したい早来遺産に勝手に選定します。
運が良ければ、
まだ温もりのあるみそまんに出会えます。
お店はJR早来駅の目の前。
ケーキの切れ端パックもおすすめ♪
(写真は)
早来名物
「和道堂」のみそまんじゅう。
素朴で優しくて懐かしい。
甘じょっぱさがたまらない。
つい、もう一個と手が伸びます(笑)



