お洒落を知る秋
街路樹が色づき、
ファッションは秋色。
おなじみのモチーフの
素敵なルーツに
お洒落心が誘われる♪
10月の札幌にしては気温の高い日が続いていますが、
街ゆく人の装いはすっかり秋冬モード。
首元には温かそうなストールを巻いていたり、
今年流行のチェックのスカートにタイツを合わせたり、
本当に札幌の女性たちはお洒落さん揃い。
ファッションをより楽しめる季節到来ですね。
と思ったら、
早くも2019春夏ファッションの話題を朝刊に載っていました。
今月2日までの9日間開催された、
2019春夏パリ・コレクションの特集記事であります。
本物そっくりの砂浜や水を張ったランウェイなど
斬新で大掛かりな演出を凝らした華やかなステージで
それぞれのデザイナー、メゾンの個性が花開くコレクションの様子は、
もう、写真を見ているだけで、うっとりします。
シャネルやサン・ローラン、ディオール、バレンシアガなど
パリの有名メゾンが並ぶ中で個人的に目を引いたのはグッチ。
今回だけ発表を本拠地のミラノからパリに移したそうで、
80年代調のキッチュなプリントシャツにヒョウ柄のパンツなど
攻めるヴィンテージスタイルが際立っていました。
あえての「ださカッコイイ」感がカッコいい♪
イタリアの遊び心ねぇ。
同じミラノ発でもうひとつ注目のファッション記事を発見。
「エトロ50周年 ペイズリー展」。
創業50周年を迎えたエトロがアイコン柄「ペイズリー」のテーマ展を
ミラノ文化博物館で開催中なんだそうです。
あの独特の勾玉形に先端が屈曲した植物文様「ペイズリー」は、
シックな秋冬ファッションにぴったりのモチーフ。
手持ちのエトロのペイズリー柄のシャツもそろそろ出番の季節ねぇ。
で、そのペイズリーのルーツは
「生命の樹」とも呼ばれるナツメヤシの芽がモチーフなんだとか。
へぇ~、知らなかったぁ。あのナツメヤシかぁ。
なんとなくエキゾチックでアラビアンなイメージがありましたが、
そうか、エジプト旅行でよく食べた甘~いナツメヤシとご縁があったとは。
んじゃ、ペイズリーって、中東由来の名前なのかしら。
素朴な疑問からちょちょっと調べてみると、意外に奥が深かった。
起源は西アジアに古くから伝承される「生命の樹」が由来とされますが、
さまざまな民族、文明の美術における生命象徴、樹木崇拝の表象となっており、
ナツメヤシ、菩提樹、トネリコなど
色々な樹木がモチーフとなっているのだそうです。
なかでもインドにカシミール地方では糸杉に由来し、
19世紀にその文様を描いた美しいカシミール・ショールが
スコットランドのペイズリー市で大量生産されたことから
勾玉形の植物文様を「ペイズリー」と呼ばれるようになったのだとか。
西アジア発インド経由スコットランド産の名前、というわけ。
英国紳士がペイズリー柄のネクタイ愛用してきたのには
こんな意外な産業革命期の出来事が関係していたのですね。
初期のペイズリーは単純な文様だったようですが、
生命の樹のモチーフとペルシャの草花文様などが合体し、
時代と共に涙の滴のような勾玉の中に幾何学文様を入れ込んだ
複雑で美しい様式化された文様へと発展していったようです。
秋冬ファッションにお似合いのペイズリー柄のは
何気なく身につけるのはもったいないほどの
悠久の歴史ロマンが秘められているのでした。
チェックが流行の秋ですが、
ペイズリー柄もおすすめ、ね。
ルーツがわかるとさらに楽しくなる。
お洒落を知る秋。
(写真は)
冬靴の準備もお忘れなく。
地下鉄構内の靴修理ショップ、
閉店後の貼り紙がユニーク。
北海道的秋冬風景、ですねぇ。



