癒しのクーブイリチー

しみじみと

じんわりと

心と体に染み渡る。

海の野菜の優しい滋養。

癒しのクーブイリチー。

爽やかな秋晴れの空が広がる土曜日。

朝刊もほっと一息のニュースを伝えています。

地震発生以来、北海道では2割の節電目標が設定されていましたが、

京極揚水発電所の再稼働など供給力が積み上がったため、

経産相と北電は連休明けの18日以降からは数値目標を掲げずに節電を求め、

計画停電は当面実施する必要はないと述べました。

しかしまだまだ油断禁物。

老朽発電所に頑張ってもらっている現状ですから、

節電意識は当面そのまま保ち続けたいものです。

昨日の金曜ごはんも電子レンジなど電力オフを心掛けつつ、

ちょっと不足気味だった栄養分補充の献立にしました。

ご近所スーパーも牛乳や納豆などまだ品薄のものはありますが、

かなり日常の品揃えが戻ってきた感じ。

まずは新鮮な旬の秋刀魚に、ようやく入荷したお豆腐もゲット。

パックに書かれた「北海道産大豆使用」の文字も愛しい。

秋の夏日ともなりましたから、久しぶりの冷ややっこにしましょ。

あとは本日のほぼほぼメイン。

「クーブイリチー」と「にんじんシリシリ」であります。

震災以来、海藻類と緑黄色野菜が不足していたようで、

やみくもに沖縄お惣菜二品が食べたくなったのでした。

昆布の炒め煮「クーブイリチー」も「にんじんシリシリ」も

北海道の食材を沖縄の知恵で美味しく調理する優れもの。

まさに「命の薬」=「ぬちぐすい」であります。

那覇の松本商店で入手したクーブイリチー用の切昆布を戻し、

北海道産の豚肉と揚げ蒲鉾と椎茸と一緒にさっと炒め、

沖縄の鰹節「カチュー」でとった濃いだしを加え、

お醤油、味醂、そして黒糖をほんの少々で煮含めたら、

ミネラルたっぷりのぬちぐすいお惣菜「クーブイリチー」の完成。

さあ、秋刀魚もこんがり焼けました。

ちぎり木綿やっこ、にんじんシリシリ、野菜サラダ、

クーブイリチーに色々野菜のチャンプルー等々、

食卓には野菜&海の野菜がたっぷりのお惣菜が並びます。

軽く20品目は超えている栄養満点の金曜ごはんを前に

「避難者の方たちに・・・申し訳ない・・・ね」。

夫婦揃って、同じ言葉が漏れました。

新鮮な生野菜、緑黄色野菜、海藻などのミネラル類などなど

長引く避難所生活ではなかなか摂取しにくい栄養素のようです。

胆振東部は北海道の農業、酪農など食を支えて下さっていたのに、

秋の収穫もままならず、秋の味覚もふんだんにとりにくいなんて、

本当に心が痛みます。

クーブイリチーをそっと口に運ぶ。

豊かな北海道の海のミネラルが細胞に染み渡るようだ。

不自由な暮らしを余儀なくされて方たちこそ、

必要な栄養分、ですよね。

しみじみ、じんわりと心と体を癒してくれる。

クーブイリチーが美味しくて、切ない。

(写真は)

北海道昆布の沖縄料理

「クーブイリチー」

身も心も癒された。