卵が先か鶏が先か

卵が先か、

鶏か先か。

人間を悩ませた命題は

美味しいフリットにも通じる。

ああ、卵は、後だった・・・。

やはり北海道の夏は終わったのか。

今朝もひんやり、どんより曇り空。

青い空に輝く太陽、白い入道雲・・・はどこに?

ただいま日曜日の朝9時現在、札幌の気温は19度。

はぁ・・・20度を下回ってますもんねぇ。

長袖Tシャツでちょうどよいわけよね・・・。

8月最初の週末、はるか上空のどこかで

確かに季節の交代が始まっているようですが、

美味しい収穫もありました。

ご近所スーパーのお魚売り場で活きの良い北海道産イカが入荷。

夏の初めに比べてサイズも大きく丸々しています。

近年の不漁続きで高値傾向が続いていますが、

漁模様が良かったのかお値段も心持お手頃だったので、即ゲット。

スリムな夏イカからぷっくり秋イカへ。

食いしん坊はお魚売り場で季節の移ろいを知る(笑)。

さあ、ゆく夏を惜しみながら早速はしりの秋イカクッキング。

お刺し身もいいけれど、ここはやはり我が家の定番、

「calamares fritos romana(イカのフリット ローマ風)」よね。

冷蔵庫にヴィーニョ・ヴェルデも冷えているし。

まずは新鮮なイカをささっと下ごしらえ。

胴体は輪切り、ゲソは食べやすい大きさにカットし、

オリーブオイルとレモン汁で10分ほどマリネしておきます。

その間にサラダやほかのお料理をちゃちゃっと進行、

食卓のスタンバイが整ったところで、最後の仕上げ。

もう、体が覚えているもんね~。

と、この油断がいけなかった・・・。

マリネしたイカに小麦粉と卵を絡めて揚げるだけよねぇ♪と

鼻歌混じりにイカの入ったボウルに調子よく卵を割り入れた・・・

・・・はっ!ヤバい!・・・卵が先か?粉が先か?

正解は、粉が先、卵が後、なのでした・・・。

イカに粉をしっかりまぶした上に

卵を絡めてさっと揚げるのがローマ風フリットの特徴。

最後の炊き卵がオリーブオイルの海でふわっと揚がるのが美味、

なのですが、卵を先に入れてしまうと、そのふわり感が出ない。

しかし、時すでに遅し・・・。

しょうがない、卵の次に粉を投入、ささっとまぶしますが、

えっと・・・フツーの天ぷら衣状態(笑)。

お料理は分量と手順が大事。

ルーティンにかまけていると痛い目に会うのだった。

まあ、これはこれで、我が家風フリットってことで、

天ぷら風衣をまとったイカをオリーブオイルへ投入、

じゅわぁ~~~、手順は違うが、いい音といい匂いはしている。

火の入れ過ぎに気をつけ余熱も計算して手早く揚げていきます。

がしかし、卵が先だったゆえか、

揚げていくうちに衣がするするとはがれていく・・・。

粉が先・・・の理由がよくわかる。

こうして人は失敗から学ぶ、のだ。

しかし、衣を片肌脱いだ(笑)我が家風フリット、味は最高。

熱々の揚げたてに沖縄の美味しいお塩をちょいとつけてパクリ。

はふはふ、ぷりっ、じゅわぁ、

心地よい歯応えとともに甘みと旨みが広がる。

う~ん、この食べごたえ、まるまるした肉質感、

甘みと旨みが凝縮された満足感は秋イカの兆し。

ゆく夏を惜しみつつ、完食。

カレンダーは8月になったばかりだけれど、

北海道の高い高い空の上と

大いなる海のどこかで

確かに夏から秋へ季節のバトンタッチは始まっている。

ゆく夏の次には味覚の秋が待っている。

むふふ。

(写真は)

卵が先のローマ風・・・

我が家風北海道産新鮮イカのフリット。

衣が片肌脱げてますが(笑)、

お味は絶品なり。