魂のサッカー
惚れた。
ひたむきに力強く
仲間を信じ、自分を信じ、
攻められても走られてもくらいつく。
小さな国の魂のサッカー。
痺れましたね~。
W杯サッカー、アルゼンチン―アイスランドの試合、
メッシ封殺!小国アイスランドが勝利に等しい1-1ドロー!
出場国中最少、人口35万人の小さな国の大躍進に世界が惚れた。
これだから、サッカーは面白いのよ。
睡眠時間削る価値、大いにあり。
ボールキープ率は73%と27%。
メッシ擁するアルゼンチンは圧倒的にボールを保持し、
アイスランドを攻め続けましたが、
バイキングの末裔たちはゴール前に高い壁を築き、
けっしてひるまず、ピンチに体を投げ出し、
少ないチャンスには勇気をもって攻め上がった。
解説の岡田武史氏も仰ってましたが、まさに「魂のサッカー」。
戦術だのシステムだのしのごの言うてる前に、「魂」ぜよ。
理屈抜きに観る者に感動を与えるサッカーだった。
W杯では必ずこうした「一目惚れ」しちゃうチームに出会える。
ロビー・キーン率いるかつてのアイルランドとかね。
今回の推しチームは、アイスランドだ。
北緯65度の太平洋に浮かぶ火山とオーロラの島国。
その人口は「前橋市」「新宿区」と同じ35万人と言われますが、
北海道的には「旭川市」とほぼ同じと考えた方がピンとくる。
長く厳しい冬に耐えている点でも北海道民は親近感を覚えますね。
そんな北の果ての小国が初出場した2016年の欧州選手権で
イングランドを破るなどしてベスト8入り、W杯予選は首位で突破、
その初戦で優勝候補相手に勝ちに等しい歴史的ドロー、
アイスランドサッカー、奇跡の躍進の秘密はどこにある?
まずは環境と育成。
2000年以降、自治体のスポーツ振興政策やFIFAの補助金などで
冬でもプレーできる屋内ピッチなどを次々と整備、
欧州サッカー連盟の指導資格を持つコーチを増やし、
幼い時から良い指導を受けられるよう育成に力を入れてきた結果、
欧州クラブで活躍する黄金世代が代表に集結したというわけ。
さらに特筆すべきはその国民性。
アイスランドの選手たちはひたむきに献身的に走り続ける。
その源を探っていくとある特性にたどりつくのです。
ある社会学の専門家が元々アイスランドの国技だったハンドボールで
北京五輪の銀メダルを獲得した男子代表チームのデータを調査したところ、
身長、体重、国際試合の経験値等はライバル国より明らかに劣っていましたが、
ひとつだけ突出していた数値がありました。
それは決勝までの全試合で得点などでチーム全員で喜び合った回数。
アイスランドは299回と対戦国の2倍以上に達していたそうです。
つまりスーパースターなどいなくても仲間同士で補うあう結束力、
チームのために走り切る強靭な肉体とメンタリティーが、
優雅さや華麗さなど求めない愚直なまでのプレースタイルを生み、
その真摯は堅守速攻サッカーがアルゼンチンを封じ、
世界を驚かしたのであります。
日本代表のコロンビア戦を前に勇気をもらった試合だったなぁ。
そりゃスタメンも戦術もシステムも気になるけれど、
サッカーは走ってなんぼ、逃げずに耐えて、
畏れずに攻めてなんぼ、ぜよ。
デカいアイスランドの選手たちの汗まみれの全身からは湯気が立ちのぼり、
スキンヘッドの選手の頭には緑の芝生が何本も張り付いていた。
魂のサッカーの勲章だ。
一目惚れしたアイスランド。
ロシア大会の推しチーム、
勇気をありがとう。
(写真は)
W杯戦士に負けない
エチオピアの勇士たち。
白いアフロヘアのアファール族。
ヨシダナギ写真展「HEROS」より。
その長身、眼力、身体能力。
脅威の1トップ2シャドーって感じ。

