聖アントニオ焼き

リスボンの初夏に

心からリスペクト。

花飾りで彩られた街のように

ル・クルーゼのオーバル皿で

聖アントニオ祭。

札幌はまもなく初夏の風物詩、北海道神宮祭。

6月のリスボンも一年中で一番素敵なお祭りの季節を迎えます。

街の守護聖人「聖アントニオ」を讃える「Santo Anto’nio de Lisboa」、

聖アントニオ祭が毎年6月12日(前夜祭)と13日に行われるのです。

ちょうど明日が前夜祭、今頃は街中が花飾りで埋め尽くされ、

香ばしいイワシの炭火焼きの匂いが漂っていることでしょう。

イワシ漁の解禁日と重なる聖アントニオ祭は別名「イワシ祭り」、

イワシを炭で焼く屋台が軒を連ねることで超有名なのです。

で、我が家も週末は夫のポルトガル土産で

なんちゃって聖アントニオ祭りを開催(笑)。

ポルトガル土産のマストバイ、種類豊富なキュートな缶詰類の中から

定番のイワシのオリーブオイル漬けをチョイス。

元気な夏野菜とともにひと手間かけてみることにしました。

バゲットに載せてそのまま食べても美味しいんだろうけど、

イワシ祭り直前の週末、遠い極東でも聖アントニオにリスペクト。

ポルトガルの市場に並んでいそうな夏野菜と合わせてみましょう。

まずは主役のイワシの缶詰をオープン、

おおお~、小ぶりの可愛いイワシちゃんがぎっしりと

オリーブオイルの海に浸かっています。

次にズッキーニと茄子を輪切りにして軽く塩、胡椒、

さらに缶詰のオイルを夏野菜にまぶしましょう。

ル・クルーゼのオーバル皿にズッキーニと茄子を交互に並べ、

可愛いイワシをバランスよく載せ、ダイス切りのトマトを上に散らし、

最後にリスボンの市場で見つけたという農家チーズを

ほろほろと手で崩しトッピング。

あとは250度の高温のオーブンで焼いていくだけ。

う~ん・・・オーブンから6月のリスボンの香りが漂う。

食欲をそそるイワシとオリーブオイルの香りに

ちょっとクセのあるポルトガル農家チーズの香り。

オーバル皿の中で初夏のポルトガルが躍っている。

イワシと夏野菜とチーズと聖アントニオに感謝。

さあ、焼き上がりました。

ほろほろチーズにほど良い焦げ目がついて美味しそう。

熱々のイワシとズッキーニとトマトとチーズを一度に口へ運ぶ。

うっわぁぁぁ・・・お口の中が初夏のイワシ祭りだ~♪

これは・・・絶品・・・・。

札幌にいながらリスボンの聖アントニオ祭りを体感。

敬意をこめて「聖アントニオ焼き」と名付けよう。

今回はシンプルに夏野菜とチーズだけで作りましたが、

そうだそうだ、バジルとか香草を加えても美味しいかもねぇ。

な~んて、熱々ふ~ふ~頬張りながらふと思ったのですが、

これが、実に、大正解の思い付きでありました。

聖アントニオは縁結びの聖人でもあるため、

男性が恋人にマンジェリコ(バジル)を贈る風習があり、

マンジェリコの鉢植えを並べる屋台も出るそうです。

うふふ、今度作るときは、バジルもプラスね。

そして初夏のイワシ料理に欠かせないのが

ポルトガルならではの爽やかな特別なワイン。

お土産話で聞いて想像するだけだった憧れのワインを

なんと土曜散歩にでかけた夫が発見してきたのでありました。

まさに新大陸発見的な感動。

フレッシュで爽やかな

秘密のポルトガルワインのお話は

明日へと続くのでありました♪

(写真は)

初夏のリスボンを想う。

特製「聖アントニオ焼き」。

ポルトガル土産のイワシの缶詰が

立派なメイン料理になりました。

缶詰、最高。