葉桜ソース

美しい初夏。

緑鮮やかな青葉の季節に

桜色のキミへリスペクト。

爽やかで軽やかな

ア・ラ・葉桜ソース。

初夏のポルトガル出張から夫が無事帰国。

久しぶりのお家ごはんのメインは北海道産の旬のお魚。

ご近所スーパーでそれは美しい本マスを見つけました。

桜の咲く時期に川を遡上、獲れる時期と桜前線北上が重なるため、

「桜鱒」」というとても美しい名前で呼ばれます。

北海道では4月から7月くらいまで獲れ、

見た目も味も最高クラスのお魚。

献立フォーメーションは

大根と厚揚げの煮物や具沢山キンピラなどなど

懐かしのお醤油系和食お惣菜をシャドストライカーにし(笑)、

旬の桜鱒さまを堂々のワントップに据えました。

さあ、ほれぼれする美しいサーモンピンクの半身を

どうお料理しましょうか。

甘みも旨みもあって柔らかく、ほど良い脂がのっている桜鱒。

あっさり塩焼きや西京焼きなども美味しいのですが、

シャドーのお醤油系和食お惣菜とのコンビネーションを勘案、

コクがあって・・・爽やかで・・・軽やかな・・・、

そうだ、アレにしよう、桜鱒のムニエルに決定。

初夏に相応しいレモンバターソースで仕上げましょう。

うっとりするほど美しいサーモンピンクの半身を

食べやすく少し大きめに切り分けて軽く塩胡椒。

15分ほど置いたら小麦粉を薄くまぶして

オリーブオイルで両面をじっくり優しくソテー。

皮目からそっとフライパンに横たえます。

火が通るにつれて八重桜の濃いピンクから染井吉野の桜色へ、

身の色が変わる様子がまた美しい。

おっと、見惚れている場合ではない。

お隣の小さなフライパンで同時にソース作りを開始。

本来はレモンを使うレシピですが、ここは野宮的アレンジ。

秘蔵の(笑)沖縄県大宜味村特産のシークヮーサーの果汁に

白ワイン、小麦粉をまぶした北海道のトラピストバター、

塩、胡椒、ほんの一滴の蜂蜜とイタリアンパセリをあわせ、

火にかけると・・・とろ~り・・・

爽やかな柑橘バターソースが出来上がります。

五月の青空のような大嶺工房のペルシャ釉の大皿に

桜鱒を盛り付け、爽やかなソースをとろりとかけましょう。。

美しい初夏、桜色と葉桜の季節にリスペクトをこめた

「桜鱒のムニエル~葉桜シークヮーサーソース仕立て」完成。

北海道の旬のお魚と沖縄の爽やかな柑橘と北海道のバターが

初夏の札幌で美味しい三重奏。

さあ、冷めないうちに召し上がれ♪

無事帰国を祝し、プロセッコも冷しておきましょう。

イタリアのヴェネト州で造られる

グレーラ種のブドウを使用したスパークリングワイン。

ずんぐりしたボトルのラベルのイタリア語によれば

どうやらオルミ村で作られたプロセッコらしい。

蜂蜜色も美しく、桃のようなフルーティーな香りの底に

ほのかに麦藁のような香りも感じるではありませんか。

おかえりなさいの乾杯。

そして特製桜鱒ムニエルを一口。

うわぁ・・・うんまぁぁぁぁぁい!

毎度毎度の自画自賛、誠に恐縮ですが、

ほろりと柔らかな桜色の身、はんなりした甘み、旨みに

シークヮーサーの爽やかな酸味と香気、

トラピストバターのコクがさらに美味しさを青天井に押し上げる。

初夏の最高の一皿だ。

葉桜の季節にキミを思う・・・的なタイトルの小説がありましたが、

葉桜の季節に桜鱒に出会うということ。

この上なくプロセッコが進む初夏の日曜日。

ああ、またしてもちょいと食べ過ぎた週末でした。

罪な葉桜ソースよ。

(写真は)

桜鱒ア・ラ・シークヮーサーバターソース。

別名、葉桜ソース。

キンキンに冷えた泡系とともに。

初夏の素敵なご馳走。