最高の次
最高の頂き。
そこで見えたのは
最高の次の風景。
カンヌからの贈り物は
作りづける勇気。
え~と・・・
はい、一晩眠って屈辱の記憶は吹っ切りました。
コンサドーレ札幌、昨日の神戸戦はまさかの4失点完敗。
互いに攻撃に人数をかけて相手を押し込もうという展開でしたが、
神戸の前線のパワー、出足の鋭い守備に苦しめられ、4失点、
2選手が2度目の警告で退場、9人という数的不利という、
悪夢のような展開、サッカーの怖さを思い知った試合で
連続無敗記録は11でストップしました。
W杯による中断直前の試合だけに
もちろん気持ちよく勝っておきたかったところですが、
内容、結果ともにもはや気持ちいい?くらいの完敗っぷり、
これからの課題や修正点が出きったという点で
長いシーズンを考えると良かったと思いましょう。
さらなる高みを目指すためにサッカーの神様が
あえてほろ苦い経験を与えてくれたのかもしれません。
「しっかり中断期間で良い準備をして、中断明けから
スタートダッシュできるようにやっていくだけ」。
福森選手の試合後のコメントが頼もしい、力強い。
そうだ、これまでの輝きをさらに磨いていくんだ。
悔しい敗戦もエネルギーに変える力が今の札幌にはある。
これから2か月、上質の充電を期待しましょう。
完敗ショックから一晩で立ち直った朝、
朝刊や情報番組はフランス発の嬉しいニュースでもちきり。
カンヌ国際映画祭で是枝裕和監督の「万引き家族」が
最高賞のパルムドールを受賞しましたね。
2004年の「誰も知らない」で14歳の柳楽優弥さんが最優秀男優賞、
2013年「そして父になる」では審査員賞を受賞するなど
是枝作品はカンヌの常連となっていましたが、
とうとう、世界三大映画祭の頂点に立ったのです。
世界の第一線の監督がその頂上を目指すカンヌ。
参加5作品目にしてとうとうそこ到達した監督の目には
いったいどんな風景が映っていたのでしょうか。
「さすがに足が震えています」。
授賞式のスピーチで是枝監督はこう切り出した後、
「この映画祭に参加すると、いつも思いますが、
映画を作り続けていく勇気をもります」と語りました。
「そして対立している人と人を、隔てられている世界と世界を
映画がつなぐ力を持つのではないかという希望を感じます」。
受賞作品は万引きという「犯罪」でつながった家族を描いたもの。
社会から見過ごされ、目を背けてしまいがちな人々の環境や感情と
どう向き合い、丁寧にすくいとり、どう映画の中で可視化するか、
決して楽ではない創作作業の向こうに
カンヌの頂上への登山道がつながっていた。
是枝作品は声高にメッセージを叫ぶことなく、
社会の中の小さな単位である「家族」にカメラを向ける。
あるがままの暮らしをすくいとり、むき出しの感情も
時に共感できない行動も画面のなかに映し出す。
だよえね、人間の感情が濃く煮詰まる「家族」ってこうなんだよねって思う。
ホームドラマとは違うリアルな家族像に観客は吸い寄せられる。
家族とは「かけがえがないけれど、やっかいだ」。
そんな是枝監督の家族観が象徴的に描かれた「万引き家族」。
ばあちゃんの年金をあてに暮らし、足りない部分を万引きで補填する家族。
作品のヒントは親の死亡届を出さずに暮らし続けた、
年金不正受給事件などの報道だそうです。
映画は決して個人を断罪するのではなく、過ちや不正をしてしまう
「やっかいな」人々の日常を映し、声をすくいとる。
リアルを超えたリアル。
家族を見つめると、社会がわかる。
パルムドールを獲ったことで
「(これで)映画の企画が通りやすくなる」と冗談交じりの本音。
次はどんなやっかいでかけがえのない家族に会えるのか。
最高の次の作品は早くも待ち遠しい受賞でした。
まずは「万引き家族」に会いに
映画館へ行こう。
(写真は)
今日は小満。
麦の穂が実り満ちてきたという意味。
草木が繁りその緑を増す季節。
おやつは花園饅頭の「花園玉うさぎ」。
うさぎ追いしかの山。
うさぎ美味し(笑)。

