愛し慈しみます

いつまでも

愛します。

慈しみます。

まっすぐな誓いの言葉。

初夏のロイヤルウェディング。

なんて美しい光景でしょう。

生中継の映像から目が離せませんでした。

日本時間の昨夜、ロンドン郊外のウィンザー城で

イギリスのヘンリー王子とアメリカの女優メーガン・マークルさんが

それはそれは素敵な結婚式を挙げました。

美しく、そして新鮮なロイヤル・ウェディング。

なんといってもメーガンさんのウェディングドレスが最高に素敵。

ジバンシィ初の女性アーティスティック・ディレクターである

イギリス人のクレア・ワイト・ケラーさんデザインのドレスは

潔いほど無駄な装飾を一切排した究極にシンプルなもの。

美しい鎖骨に沿った絶妙なボートネック、

完璧なボディラインにつかず離れずの白いドレスは

おとぎ話の中のお姫さまとは一線を画す、

現代のプリンセスに相応しいデザインでありました。

メーガンさんのセンスに脱帽。

「次世代王室 異例ずくめの挙式」。

朝刊各紙の見出しには「異例」「独自」などの表現が目立ちましたが、

新鮮だったのはドレスだけではなく、ウェディングケーキも。

イギリス王室伝統のフルーツケーキではなく、

レモンとエルダーフラワーをあしらった軽やかな印象のケーキ。

そして新婦メーガンさんのナチュラルメークの素敵なこと。

印象的な目元以外メークの存在を感じさせないほど素顔に近く、

まさに次世代型王室の到来を予感させました。

さらにもうひとつ「異例」だったのが結婚式での説教。

新郎新婦のたっての希望で説教を依頼されたのが

アメリカ聖公会のカリー総裁主教。

2015年に初のアフリカ系として選出された方だそうですが、

まあ、とにかく、身振り手振りが情熱的でリズミカルで、

熱くて、長くて(笑)、圧倒されたのですが、

その説教台に置かれていたのは聖書ではなくタブレット端末。

これも次世代王室を象徴する一コマでした。

結婚式には政治家を招かず、

間近に到着やパレードを見てもらおうと

人道活動やボランティアの仲間など一般人を城内に招待。

さまざまな背景を持つ人々を結び付ける存在であろうとする

若い二人の強い意志を色々な場面で感じました。

晴れ渡った初夏の青空もそんな二人を祝福しているかのよう。

「異例」「独自」「次世代」のキーワードで語られる

昨日のロイヤルウェディングですが、ひとつ、

メーガンさんが前の世代から大切に受け継いだことがありました。

それは結婚式の誓いの言葉。

伝統的には「愛し、慈しみ、従います」と誓う場面で

「従います」の言葉を省略したのです。

これはヘンリー王子の母、ダイアナ妃が初めて行ったこと。

ただ夫に付き従うのではなく、自分の意志を大切に、

相手を敬愛するという現代女性の覚悟が込められています。

ヘンリー王子は結婚前、「もし母が生きていたら、

彼女と大親友になったと思う」と話していましたが、

晴れ渡った青空のどこかでダイアナさんも

「ヘンリー、最高の人、見つけたわね」と祝福していたかも。

権威や威厳や伝統だけに縛られない、

軽やかでナチュラルで意志的な結婚式。

初夏のロイヤルウェディングは

最高に爽やかで

新しい歴史絵巻、でありました。

愛し慈しみます

いい言葉、ですね。

(写真は)

初夏つながりで

北海道のハマボウフウ(笑)。

お浸しがあまりに美味しかったもので。

薫風おひたし。