卑弥呼の桃
どんぶらこ
どんぶらこ
歴史の波を乗り越えて
ロマンあふれる秘密の果実よ。
卑弥呼の桃。
邪馬台国の謎を解き明かすか?
キーアイテムはざくざく出土した桃の種。
「桃の種 邪馬台国と同時代?」
朝刊に載っていたのはこんな見出しとたくさんの種の写真。
奈良県桜井市の国史跡、纒向(まきむく)遺跡から出土した桃の種が
邪馬台国と同じ時代のものと判明したのだそうです。
2010年、纒向遺跡(3世紀初めから4世紀初め)の中枢部にある
大型建物跡近くの穴から約2800個もの桃の種が出土。
放射性炭素年代測定で西暦135年~230年のものとみられることが
明らかになったのですが、これは歴史的事件。
纒向遺跡は長らく所在地論争が続く邪馬台国の有力候補地とされ、
そこで出土した桃の種が女王卑弥呼が君臨した時代と
重なる可能性が高くなったということ。
2か所の研究機関がそれぞれ複数の資料で測定した結果だそうで、
邪馬台国論争、近畿説一歩リード?という感じですが、
九州説サイドからは「年代だけでは決め手にならない」と
反発の声も上がっているそうで、歴史論争は知的ヒートアップの様相。
専門家や歴史好きはもちろんのこと、謎が多い古代史は
門外漢のロマンも大いにかきたててくれますね~。
邪馬台国が近畿にあったのか、九州にあったのか、も気になりますが、
食いしん坊が朝刊の記事で注目したのは、なぜ?桃?ってこと。
大きな建物の近くの穴から2800個もの種が出土って、
邪馬台国時代の日本人、どんだけ桃が好きだったんだ?
なんでも古代中国では桃が不老不死や魔除けの力があるとされ、
祭祀を司った卑弥呼との関係も注目される、らしい。
遺跡から一度にこれだけ大量の桃の種が出土するってことは
何らかの祭りや儀式が行われていたことが想像されます。
桃は果肉は柔らかく日持ちしませんが、種(桃核)はとても硬く、
6000年前の縄文時代の遺跡からも出土してるそうです。
桃栗三年、ですが、桃の種は何千年残るわけで、
確かに不老不死、長寿、魔除けのシンボルになりますね。
そうか、桃は神聖な果物だったからか。
大量の桃の種の意味に納得しつつも、
食いしん坊の門外漢はあえて異論も唱えたい(笑)。
女王卑弥呼、桃が大好物だったのではなかろうか。
どうせ、いただくなら美味しい果物がいいしねぇと桃をセレクト、
神に国の安寧を祈った後、おさがりの桃をいただくのを
実はこっそり、楽しみにしていたのではなかろうか。
ハードな祭祀の後のデザートとしても活躍していた、
かもしれない(笑)、卑弥呼の桃。
今より小ぶりで先端がとがっていた古代桃、らしいですが、
タイムスリップして、ちょっと味見してみたいものです。
沖縄の黒糖で古代桃コンポートなんか作ってあげたいな、なんて。
古代史ロマンと甘い夢。
卑弥呼の桃にうっとり、の朝。
(写真は)
モリエールの初夏のデザート
クレーム・ダンジュのハスカップ添え。
桃好き?の卑弥呼さんにも
食べさせてあげたいなぁ。

