春色軍艦

弥生三月。

祝いの昼餉を彩る

美しい海の宝石。

桜色の軍艦が

いざ春へと船出。

三月に生まれて良かったぁ♪

昨日、ちょっと早めの毎年恒例?のバースデー回転寿司へ。

スポンサーは実家の母、娘は遠慮なく甘えることにいたします(笑)。

日曜日のお昼過ぎ、ランチタイムをはずしても人気店は大賑わいでしたが、

事前にちゃっかりネット予約、夫と3人つつがなくテーブル席につきました。

おしぼりで手を拭き、まずは生ビールを注文し、お品書きをチェック、

さあ、何から食べよっかな~♪

外は名残雪でも店内は早くも春爛漫。

お品書きには春の旬ネタが花盛りであります。

弥生三月、3月14日生まれ、

美味しいお寿司が食べられる季節に生まれておいて良かったぁ(笑)。

隣に座る母に改めて深く感謝しながら、いそいそと目はお品書きに。

日本一のレベルを誇る北海道の人気回転寿司店、

まずは季節の旬ネタから攻めるのがセオリー。

おおお~「駿河湾産桜海老の軍艦」とな、春ですな~。

恒例の贅沢ネタ「でっかなボタン海老」もはずせません。

おっと「春のヤリイカ」も入荷しているではありませんか。

もちろん王道の「本マグロ」も注文、

旬の活ホッキにヤリイカ、桜海老が競演「春の三種盛り」と、

立て続けにスタートダッシュ(笑)。

「はい、桜海老の軍艦です!」。

リズミカルな小気味よい動きで握るカウンターの職人さんから

さっそく季節の旬ネタのお皿が差し出されました。

うわぁ・・テーブルの上に、一足早く桜が咲いた。

それは美しい桜色の愛らしい海老が

こぼれんばかりに海苔の軍艦に乗船していた。

可愛い、愛らしい。

そのつぶらな目と目が合うと、

口に入れるのがためらわれるような気がしますが、

美味しそう・・・湧き上がる食欲が圧倒的に強かった(笑)。

たらり・・・とお醤油をひとしずく、ふたしずく、

桜色の軍艦を一口でぱくり。

う・・・うまぁ~い、あまぁ~い。

生の桜海老の濃厚な旨みと甘さが口いっぱいに広がる。

数㎝ほどの小さな体にこれほどの美味しさが凝縮されているとは、

なんと旨み効率の高い春の食材でありましょうか。

ほんと、しつこいですが、

三月に生まれて良かった。

桜海老はほぼ静岡県の駿河湾でしか獲れない海の宝石。

国内の桜海老水揚げ漁のほぼ100%が駿河湾産で

漁の解禁は春と秋の2回のみ、

年間40日ほどしか漁を行うことができません。

繁殖期の夏場は資源保護のため、

冬場は海老が深海にいるためいずれも休漁、

地域ぐるみで大切に守り続けている貴重な漁業資源なのです。

実は桜海老は日本近海だけでなく、

台湾沖でも生息が確認されているようですが、

駿河湾産に比べると甘みや旨みが落ちるのだそうです。

糖度計で測ってみても駿河湾産の方が甘いことが

数字でも確認されているそうです。

その秘密は美しい自然環境。

駿河湾は水深が深く、沿岸から急峻な地形が続き、富士山をはじめ

日本列島を代表する山脈を源とする河川が注ぎ込んでいます。

このため桜海老が大好きなるプランクトンが河口に豊富に繁殖するため、

本来は深海中層に棲む桜海老がエサをもとめて

浅いところまで上がってくると考えられているそうです。

そうかぁ。

春色の美しい桜海老は

富士山をはじめとした美しい山々に育まれているとも言えるわけですね。

日本の美しい海と山はつながっていて、

季節の美味しい食材はこうした自然環境によって生み出されているわけで。

美しく、美味しいものは、つながっているんだな。

海を山を森を、守らなくては。

昨日は3月11日。

東日本大震災から7年目の午後2時46分。

多くの命と暮らしが失われ、

今だ元の生活に戻れない人々が大勢おられます。

食事の前に家族3人でそっと手を合わせ黙祷を捧げました。

美しい海と自然を破壊したのは、天災だけではなかったわけで。

人間には自然を守る義務と役目があるのだと、思います。

桜色の軍艦が

春の海へ向かって船出する。

美しい日本の自然に心から感謝しながら

祝いの昼餉を楽しませてもらいました。

本当に、ただ感謝。

(写真は)

日本の海の宝石

駿河湾産桜海老の軍艦巻

美味しい祝いの昼餉に

心からありがとう。