おかげさまでおひなさま
♪お内裏様とおひな様♪
あれ?男雛もおひな様じゃないの?
長年のもやもやが
おかげさまで
ようやく解決。
確かに、命の危険に関わる春の嵐だ。
急速に発達した低気圧の影響で札幌も朝から暴風雪。
未明に起きた頃は一瞬おだやかでしたが、
通勤、通学時間帯になると一変、まさにホワイトアウト。
大都市札幌のど真ん中でも自分の位置がわからなりそう。
冬と春がせめぎあう3月の嵐は本当に恐ろしい。
万全の備えで安全を確保しましょう。
春の嵐に見舞われたひなまつりイブの朝。
ほっこりうららかな気持ちにさせてくれたのが地域情報誌の桃の節句特集。
最近のひな人形の傾向や年代物のひな飾りを楽しめる場所などが
紹介されていた記事を読むうちに、ある事実を発見。
そうか、そうだったのか!
ひな人形にまつわる長年の疑問がすっきり解消したのでした。
♪あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花♪
おかっぱ頭の頃から慣れ親しんだ童謡「うれしいひなまつり」。
冒頭の1番に続く2番の歌詞が長年の謎、だったのです。
♪お内裏様と おひな様♪
二人並んですまし顔の男雛と女雛を指す歌詞がずっと不思議だった。
あれ?男雛=お内裏様ってことは、男雛はおひな様ではないのか?
女雛だけをおひな様と言うのか?
だがしかし、ひな飾りを総称しておひな様って言うし、
あれ?あれれ?おひな様とはいったい誰のことをさすのだ?
その疑問に対する答えを記事に中に見つけたのです。
男雛・女雛一対で「内裏びな」または「親王」と呼び、
男雛=お内裏様、女雛=おひな様と呼ぶのは
童謡「うれしいひなまつり」で誤用された影響とされているのだとか。
おひな様も男雛・女雛二人一対を表すため、
「お内裏様とおひな様」は同じ事を繰り返していることになるわけで、
おかっぱ頭がこんがらがった理由がよくわかりました。
そうか、そうだったか、どこでどうなったか敬意はわかりませんが、
1936年(昭和11年)にレコード発売された愛すべき童謡、
悪意なき誤解が長年歌い継がれてきたというわけだったのねぇ。
でも言葉の誤用はあったとしても、
やっぱりほのぼの、ほっこり、うららか、
弥生三月には歌いたくなる良いお歌であります。
これを機会にちらりと調べてみると
そもそも「おひな様」という呼称にも大きな意味があるようで、
お○○様という最大限の丁寧な表現は「おかげさま」につながるらしい。
「おかげさま」とは「御影様」の意味で、
自分の影、つまり守護神様のことをさすのだそうです。
「おかげさまで元気で暮らしてします」というのは
自分の守り神さまに守られています、ということ。
つまりひな人形はそれぞれの女性の守り神にあたり、
職人さんによって作られ、人形店に並んでいるまでは「ひな人形」
娘さんのために購入し家に飾られた瞬間から「おひな様」になるのだとか。
おひな様は大切な娘さんの身代わりとなって時と共に傷つき汚れながらも
その子の一生を守り続けると信じられてきたのです。
女の子の健やかな成長は瓜実顔も美しい守り神「おひな様」のおかげ。
おかげさまで、おひなさま、ね。
近頃はまつげぱっちりだったり、茶髪のおひな様も登場していますが、
そうよね、大切なお嬢さんのピンチヒッター的守り神だとすれば、
時代とともに現代的なヴィジュアルになるのもあり、なのかも。
今日はひなまつりイブ。
♪金のびょうぶにうつる灯を かすかにゆする春の風♪
童謡が歌っているように、暴風雪がやみますように。
(写真は)
わがやの小さなおひな様
おかげさまで
だいぶ年季の入った元おかっぱ頭も
元気です。

