ブカブカ・エレジー

すぐ大きくなるんだから、

背も伸びるんだから、

ほら、少し大きめがいいのよ。

ゆとりが悲しい、

ブカブカ・エレジー。

今朝の注目ニュース、

キーワードは「アルマーニの制服」。

東京・銀座の中央区立泰明小学校が

イタリアの高級ブランド「アルマーニ」の標準服を

この春の新一年生から導入するのだそうです。

ひょえ~!公立小学校が、アルマーニの制服ぅ~!

朝刊も朝の情報番組もこぞって取り上げていました。

確かにアルマーニらしい洗練されたシンプルですが、

お値段は一式4万円を超え、現行の2倍以上、

バッグやベスト、セーター、靴下などをフルで揃えると8万円超え。

え~っと、2着セットの通勤スーツよりはるかにお高い。

繰り返しますが、公立小学校の、制服、であります。

何で、アルマーニ?

銀座の泰明小学校といえば、

1878年(明治11年)創立、140周年を迎える歴史ある小学校で

島崎藤村、近衛文麿、北村透谷など各界の著名人を輩出。

銀座5丁目、まさに銀座のど真ん中にある校舎は

ツタの絡まる外観、半円形の窓、瀟洒なフランス門などなど、

伝統を感じさせる趣のある佇まいは銀座の風景のひとつになっていて、

確かにフツーの公立小学校とはちょっと違うのかも、しれませんが、

だからって、なんで、アルマーニ?

導入を決めた校長のコメントを読むと

「銀座ブランドと泰明ブランドが合わさることで街が一体化」とか

「ビジュアルアイデンティティー」と「服育」とか

いかにもプレゼンっぽいワードが並べられているものの、

正直、なんでアルマーニなのか、

部外者にはわかるようで、わかりませんでした。

泰明小学校は学区外からの入学も抽選で就学できる特認校、

中央区民には少数教育が充実した超名門小学校として知られるらしく、

そんな泰明プライドにふさわしいのがアルマーニの制服、ってことなのか。

ふ~む、わからないようで、わかったような気もしてきましたが(笑)、

新制服導入にあたり、大事な点をお忘れではないだろうか。

子供は育つ、男の子は、動く。

アクティブな男子児童一匹(笑)を育てた経験上、

新入学で一式8万円超えの制服を揃えても、

1年生から6年生まで一番成長する時期、すぐ小さくなるし、

動きの激しい男の子は、アルマーニだろうが何だろうが、破く、なくす(笑)。

6年間で何度買い換えるのか、想像するだけで頭が痛くなる。

超名門小学校にはそんな小僧はいないのかもしれませんが、

他人事ながら、心配になるわけで。

と、ここで、ふと思い出した。

中高一貫の男子校に通ってた息子の制服が小さくなり、

買い換えようとした時の事。「サイズぴったりのがいい」と

お洒落心が芽生えてきた息子の意見を一切無視し(笑)、

「どうせ、すぐまた小さくなるんだから」と

売り場の店員さんと母は、ちょっと大きめサイズを強行突破。

しかし、それはあまりにブカブカだったようで、

身長は伸びても、いつまでもブカブカで・・・。

思春期の男の子にはオーバーサイズの上着は我慢ならなかったようで、

隙あらば(笑)上着は脱ぎ、セーターで誤魔化していたのだった。

今思えば、可哀そうだったな~。

ついつい親のそろばん勘定で大きめサイズを選んじゃったけど、

成長曲線とジャストサイズ、見誤ったよねぇ~。

子供の成長と、親心と、財布と、思春期のお洒落心と。

今でも制服ブレザー姿の中高生を見るたびに、胸がきゅっとなる。

無理やりぶかぶかの上着を着せたことを心の中で謝る母なのだった(笑)。

ブカブカ・エレジーが懐かしい。

春近し。

(写真は)

最近の我が家のマイブーム。

雪見だいふく、

今回は「きなこ餅」ヴァージョン。

日本のアイスは世界一。