おとなシナモン

いつからだろう。

いつから好きになったんだろう。

いつのまにか虜になっていた。

エキゾチックな大人スパイス。

シナモン。

「JALダイアモンドプレミアムラウンジにも登場」。

なんともプレミアムなポップに誘われて足を止めたのは

ご近所スーパーの「もりもと」の店頭。

人気のミニパンシリーズの新商品が登場。

ころんと可愛い形をした「プティ・シナモン」。

一口サイズが嬉しいシナモンロールであります。

ふ~ん、セレブな空港ラウンジに採用されたシナモンロールかぁ、

ファーストクラスにはなかなかご縁がありませんが、

ミニパンなら気軽に買えます(笑)。

さっそく、紅茶のおともにゲット。

沖縄南城市の宮城陶器の正方形の器に載せてみると、

愛らしいフォルムがちょっと和菓子のようにも見えます。

では、いただきまぁ~す。

ふわぁ~っと鼻をくすぐるシナモンの香り。

しっとりしたパン生地と軽いアイシングとシナモンのバランスが絶妙。

シナモンロ―ルは甘くどっしり重たいイメージがありますが、

このプティ・シナモンは名実ともに(笑)プティ。

罪悪感なく、軽やかに、楽しむことができますねぇ。

見た目はプティですが、

素晴らしいのが、最後に鼻腔に残るシナモンの香り。

なんとも力強いラストノート、シナモン好きは特にたまらない。

・・・ん?・・・あれ?・・・ふと気づいた。

いつから、アタシ、シナモン好きになったんだっけ?

子供の頃はこの独特の香りが苦手だったのになぁ。

シナモン。

またの名をニッキ、またまた桂皮とも呼ばれる香辛料。

自分史上(笑)最初の体験は八つ橋とか浅田飴などのニッキの香りだった。

子供の嗅覚や味覚には、ちょっと薬っぽいというか、何というか。

好んで手が出るタイプの香りではなかった記憶がありますが、

いつのまにか、シナモンたっぷりのドーナツやアップルパイ、

シナモンシュガーをのせたトーストなどなど、

気が付けばシナモン好き、シナモラー?シナモニスト?になっていた。

不思議に思ってちょっと調べてみると、意外な事実を発見。

実は、シナモン、ニッキ、桂皮はほぼ同じ香り、同じ効能があるのですが、

原料となる木の種類が異なっていて、微妙な違いがあるのだそうです。

シナモンの原料は「セイロンニッケイ」、ニッキは「シナニッケイ」、

漢方の生薬に使われる桂皮は「トンキンニッケイ」が原料。

三つともほぼ同じ成分なのですが、「セイロンニッケイ」にだけ

「オイゲロール」という物質が含まれているため、

セイロンニッケイだけが微妙にマイルドな香りになるのだそうです。

なので厳密には「シナモン」と言った場合は

セイロンニッケイが原料になっているものを指すのだとか。

確かにニッキの香りはちょっとツーンと強い感じがするような気も。

子供の嗅覚にはちょっと刺激が強かったのかもしれませんね。

シナモンドーナツやアップルパイの甘い香りは、

オイゲロールが含まれるセイロンニッケイの香りだったのね。

しかし年月は流れ、

今ではニッキの香りの八つ橋もおいしく感じるし、

桂皮が含まれる中華香辛料「五香紛」は超お気に入りスパイス。

年を重ねると香りの許容範囲もぐんと広がってくるのねぇ。

酸いも甘いもニッキも桂皮もみんな味わい深い。

さ、おとなシナモン香るミニパン、

もうひとつ、いただきましょ♪

(写真は)

もりもとの「プティ・シナモン」。

ね?端正な器に盛ると

ちょっと和菓子のよう。

食べ過ぎ抑制効果も?(笑)