重ね着お野菜

氷点下の気温も

どっさり降る雪も

寒い冬でも

すくすく育つよ。

重ね着お野菜。

白菜が、大根が、レタスが、高い。

この冬の野菜高騰は頭痛のタネ。

鍋野菜だけで結構なお値段になっちゃうので、

節約料理の救世主だった鍋物料理は高嶺の花(笑)。

べジファーストするのも楽じゃない。

頭を抱えているのは主婦だけはなかった。

「白菜が一玉800円なんてねぇ~。

お坊さん業界も大変ですよ」。

精進料理教室も開催しているお寺の僧侶が

テレビのインタビューでこう答えていました。

そりゃそうだ、精進料理は野菜が主役ですものねぇ~。

昨今の野菜高騰、仏様関連にも影響しているんだ。

去年の秋の長雨や台風の影響が原因のようですが、

もし、真冬に、元気なお野菜が収穫出来たら?

夢のようなお話が今朝の北海道新聞の一面トップを飾っていました。

「厳冬期 無暖房で野菜栽培」。

えっ?本当?

真冬の北海道でそんなのあり?

それが、あり、なんですねぇ。

道立総合研究機構上川農試が厳寒期に氷点下20度を下回る道北でも

暖房を使わずに野菜をハウス栽培する技術を確立したのです。

キーワードは「重ね着」。

4重のビニールで作物を覆い、

日差しや地温を最大限利用するのだとか。

まずハウスの外側のビニールを2重にして

その間に外気を取り込んで空気の層を作り断熱効果を高め、

雪の重みに耐えられるようにハウス内部もテント上のビニールで補強。

さらに地上にも小さなトンネル状のビニールハウスを張って苗を覆う。

1,2,3,4・・・合計4重の重ね着構造のハウス内の地温は

氷点下の厳寒期でもプラス2~3度に保つことができるのだそうです。

さまざまな野菜を育ててみた結果、

リーフレタス、チンゲンサイ、わさび菜、小松菜の4種類が

特に耐冷性に優れ、充分生育することがわかり、

しかも冬の昼夜の寒暖差で野菜の甘みが増す効果もあったとか。

これは凄い。北海道の中でも特に寒さが厳しい道北での開発成果、

油断していると鼻や耳が凍傷になるほど寒い地域で

暖房なしで冬に元気な葉物野菜が収穫できるなんて。

まさに夢のようなホントの話。

ハウスを4重構造にして、空気の層を作る。

これって寒い冬にヒートテックやニットで重ね着して、

羽毛で空気の層を取り込むダウンジャケットを着るのと同じことよね。

冬のお野菜の重ね着ファッション。

暖房機器と燃料の費用もかからないコスパも優れた画期的技術。

次の冬にも実用化の方向だそうです。

白い雪景色を見ながら

重ね着ハウスですくすく育つ緑のお野菜たち。

ワオォ、真冬に、お野菜が、育っているぅ~。

北海道農業の高い技術と明るい未来を物語る風景は

厳冬期の観光資源になる可能性もありますよね。

野菜高騰の折り、ちょっと幸せになるニュース、

頭を痛めているお坊さん業界にもお知らせしたい。

厳冬期に育った小松菜で作る胡麻和えなんか、

めっちゃ美味しそう、ですよ~。

うふふ、次の冬が、楽しみ。

(写真は)

いつか、真冬の北海道で

バナナが育つ日も来るのかぁ~。

農業技術の進歩に

夢はふくらむ。