人生最初の決断

ボクが

わたしが

今日がいいって決めたんだよ。

お誕生日は

人生最初の決断なんだ。

電車の中で赤ちゃんが無事誕生。

先日、常磐線の車内で妊娠中の女性が突然破水、

周りの乗客たちの手助けで女児を出産したという出来事がありましたが、

たまたま隣り合わせた女性が医療経験のある5人の子のお母さんだったり、

異変に気付いた他の乗客が緊急停止ボタンを押したり、

お医者さんがいないか車内アナウンスが流れたりと、

たくさんの人々の協力で新しい命が誕生したことに

ほっとし、心が温かくなりました。

しかし、今朝の情報番組によると、

電車内での誕生ドラマにネット上で多くの人々が祝福を寄せる一方で、

一部ではありますが、心ない批判の声が上がっているのだそうです。

「急に破水なんてしないでしょ?」とか

「何で途中で降りなかったの?」とか、

はては「自己管理能力なさ過ぎ」、

さらには「はっきり言って迷惑」なんて書き込みまで。

朝から、暗澹たる思いになりました。

確かに30分間電車は遅れたかもしれないけれど、

自分がそんな瞬間に立ち会っていたとしたら、むしろブラボーだよ。

新しい命の誕生がする場面に遭遇するなんて

こんな素敵なことはそうそうないと思うし、

そもそも出産は「自己管理能力」で

どうにかできるものでありません。

「いつ生まれてくるかは、赤ちゃんが決めるんですよ」。

息子がお腹にいたときに産科医の先生がおっしゃった言葉です。

臨月になり、予定日が迫り、いつ陣痛が始まるかと

不安を抱えていた私はこの言葉に本当に救われました。

赤ちゃんが自分で決めてお腹の中で体勢を整え出産に至るわけで、

誰にもコントロールできないのだから、

やみくもに不安にならずに大いなる自然のリズムに従おうと、

気持ちがとっても楽になったことを覚えています。

いつ生まれるかは、

ボクが、わたしが、決めるんだよ。

だから赤ちゃんが生まれた日、お誕生日は

その子にとって人生最初の勇気ある決断なわけで。

お母さんのお腹の中にいて電車のガタンゴトンのリズムが心地よくて、

よし、今だ、今日だって、思ったかもしれないよね。

生まれてくる赤ちゃんにまで「「自己管理能力」を求めるほど、

世界は冷たくないはず、そう思いたい。

たくさんの人の善意に支えられて

この世に生を受けた赤ちゃん。

いっぱいいっぱい幸せが待っているよ。

この世界にようこそ。

(写真は)

子供への愛情あふれる

琉球張り子の玩具。

健やかに育ってね。

沖縄の愛がいっぱい。