ジュラシック・ニシン

確かに、

それはそれは立派な、

博物館級の骨格標本ではありますが(笑)、

とりあえず門外不出に

とどめましょう。

昨夜の食卓での会話であります。

金曜ご飯の主役は豊漁の石狩湾産ニシン。

ご近所スーパーでも5年魚?6年魚?と思われる特大サイズが並び、

ぴかぴか銀白色の魚体に見とれ、迷わずゲット。

頭を落とさないと魚焼きグリルにも入りないビッグサイズ、

今が旬のニシンは塩焼きに限りますね~。

う~ん・・・グリルから食欲をそそる匂い・・。

さあ、イイ感じにこんがり、ふっくら焼けましたよぉ。

ほっ、焼き魚用の長大皿にギリギリ収まったぁ。

熱々、焼きたてを、いっただっきまぁ~す!

うっほぉぉぉぉ~、うんまぁ~い♪

ふんわりした優しい食感、濃い旨み、細い小骨さえ愛おしい。

わが家の食卓に早くも春がやってきた。

「春告魚だもんねぇ」

「この柔らかいふわふわの白身が春っぽいよねぇ~」

「超新鮮、お刺し身でもイケルくらいだよね」

「白子のボリュームも凄い、そりゃあ、海も群来るわけだ」

「お箸、止まらないね~」などなど

夫婦差し向かいでハフハフ旬の特大塩焼きニシンを平らげる。

ふぅ~、美味しかった、満足した瞬間、気が付いた。

あ~!しまったぁ~!!

余りに美味しぎてせっかくの旬の鰊、

お見事なビッグサイズの写真を撮るのをすっかり忘れていた~。

「じゃ、コレ撮る?見事な骨格標本だけど」と夫。

そのお皿の上には、博物館級の立派な骨格標本が残されていた(笑)。

特に巨大サイズだった夫のニシン君、きれいに身を食べつくされ、

それはそれは立派な背骨にあばら骨が丸いカーブを残したまま横たわっている。

ジュラシック・パークならぬジュラシック・ニシン(笑)。

確かに、立派な骨格標本ではありますが、

写真撮影はご遠慮しておきましょう(笑)。

とりあえず身内で鑑賞するにとどめておいて、

ジュラシック・ニシンの骨格標本は門外不出ってことで(笑)。

でも、これくらいキレイに食べつくしてあげるのが

お魚さんへの礼儀であり、敬意であります。

厳寒の海からやってきた春告魚に感謝。

野菜高騰を嘆きながらも

キャベツたっぷりの色々野菜タマナーイリチーや

色々キノコのバター醤油ソテー、北海道自慢の長芋などなど、

北の恵みを楽しんだあとのデザートは「ぼたもち」。

「おはぎ」が通年名称でありますが、寒さの底だからこそ、

あえて春を待つ牡丹餅、ぼたもちと呼びましょう。

春告魚に牡丹餅。

文字にするだけでも

心が浮き立ってくるようだ。

大寒の次には立春が待っている。

(写真は)

というわけで、

特大春告魚の代打は

北海道産小豆たっぷりの

春を待つ牡丹餅。

は~るよ、来い。