夕暮れの紅茶
午後よりは遅く、
夜には早い。
アフタヌーンティーと
ハイティーの中間。
夕暮れの紅茶はいかが。
学生時代の友人からお歳暮に素敵なお菓子が届きました。
京都の人気洋菓子店「ジュヴァンセル」の焼き菓子セット。
1988年、祇園祭の日に御池通りに誕生したお店で、
名前の由来はフランス語で「乙女」という意味だとか。
嵯峨野の竹林を思わせるような美しい緑の箱を開けると、
それは美味しそうな焼き菓子が並んでいました。
「竹取物語」と名付けられた名物のパウンドケーキに
抹茶とバニラのフィナンシェが詰め合わせ。
傍らの夫が「おおお~、フィナンシェだねぇ~」と相好を崩す。
おおお~、知ってるんだ、フィナンシェ、偉いね~(笑)。
マドレーヌとよく似たフランス伝統の焼き菓子ですが、
粉末アーモンドと焦がしバターの風味が一味違うのですが、
焼き菓子好きの妻に影響されたか、良く識別しました。
甘い物好きの似た者夫婦、
さっそくお茶の時間に頂くことにしました。
最近の我が家の習慣、冬の夕暮れの紅茶、であります。
紅茶の国イギリスでは午後3時ごろのアフタヌーンティー、
それより遅い6時過ぎのハイ・ティーの習慣がよく知られていますが、
超朝型夫婦はこのところ、午後の紅茶ならぬ、
夕暮れの紅茶にはまっているのでした。
朝起きるのが早いということは夜寝るのも早いため、
お昼ご飯はしっかり、夕食はおつまみ程度のことが多く、
ちょうど夕暮れの時間帯にちょっと濃いめを紅茶をのんびり楽しむのが
近頃の習慣になりつつあるのでした。
噂の「竹取物語」は後日のお楽しみにとっておくとして
まずは京洋菓子司ご自慢のフィナンシェから。
う~ん・・・♪美味しい・・・♪
かすかにザクっとした口当たり、食感はあくまでしっとり。
香ばしい焦がしバターとアーモンドの風味が鼻腔をくすぐる。
抹茶もバニラもほどよい香りで濃い目の紅茶によく合います。
ホワイトクリスマスのような冬の雪景色を眺めながら
食卓テーブルでのんびり午後の紅茶ならぬ、
ちょっと遅めの夕暮れの紅茶を楽しむ、
いとおかし。
そういえば優雅な午後の紅茶「アフタヌーンティー」より遅い、
午後6時ごろに飲む紅茶を「ハイ・ティー」の「ハイ」とは
食堂テーブル=ハイ・テーブルの「ハイ」に由来するそうです。
働きに出ていた男性たちが帰宅し家族と一緒に夕食を兼ねて飲む紅茶のこと。
宮廷貴族の社交の場としての習慣である「アフタヌーンティー」は
客間のローテーブルで頂くのが伝統のスタイル。
紅茶のハイ&ロー、かぁ、そうか、そうだったのか。
今でもイギリスの上流社会の人々は
午後の紅茶のことを決して「ハイ・ティー」とは言わないそうですが、
朝から一生懸命働いて、家族で食卓テーブルを囲み、
紅茶を飲みながら今日一日のことを語り合う習慣、素敵だと思うなぁ。
わが家の夕暮れの紅茶も、アフタヌーンティーよりは
限りなくハイティー寄りの習慣だと思いますねぇ。
さあ、今日の夕暮れの紅茶のおともは
何をいただきましょうか。
噂の「竹取物語」、開けちゃう?
かぐや姫が現れたら、どうしよう、
なんてね(笑)。
(写真は)
京洋菓子司の焼き菓子セット。
繊細な色合いのパッケージが
なんとも雅で美しいおす。
はんなりなフィナンシェ。
美味しおす。



