味覚成長曲線

あ~、食べ損なた・・・。

そんな心配はご無用。

空に飛び立つ寸前まで

北海道を味わえる。

空港という名の食劇場。

勉強のためこの年末年始に帰れない息子が

ちょい早めに慌ただしいプチ帰省したものの、

あっという間に再び旅立つ日がやってきました。

幸い昨日はお天気も良く朝から青空に恵まれたため、

実家の母も交えて家族みんなで車で空港までお見送り。

しかし、いくら晴れていても冬道は怖い。

札幌から新千歳に向かう高速道路で4件もの事故を目撃、

2時間ほどかかって、ようやく新千歳空港に無事到着、ほっ。

「あ~、ラーメン食べてなかったな~」と

車中の息子はのんきなものでひたすら昼ご飯の心配(笑)。

ラーメン、海鮮丼、スープカレーに豚丼などなど、

新千歳空港には北海道のグルメがオール・スタンバイ。

旅の最後に「あ~、アレ食べ損なった~」なんて悔しい思いなど、

心配ご無用の至れり尽くせりの充実ラインアップ。

「空港で何でも食べられるよ」と声をかける間もなく、

ヤツは勝手に閃いた(笑)「そうだ!回転寿司だ!」。

そうでした、そうでした。何でも揃う空港が更にパワーアップ、

函館で人気の回転寿司「函太郎」がオープンしてましたったけ。

北のグルメランドを飛び立つ寸前まで

北海道を食べつくせる新千歳空港、さすがです。

とはいえ、飛行機の時間もあるので、

そう悠長にしている余裕もなく、ここから家族連携プレー。

夫はみんなを降ろしてから駐車スペースを確保、

その間に息子は搭乗手続きと手荷物を預けにカウンターへ、

一方、母と私は「函太郎」の店の前の行列に並ぶ戦術(笑)。

美味しい北海道グルメのために個々のプレーに専念、

何事もチームプレーが大事。

家族総出の願いは通じたのか(笑)、

土曜日の昼どきにもかかわらず、行列はそう長くなく前から3組目。

ほどなく席に案内され、ほどなく夫と息子も合流。

さあ!ゴングは鳴った。

本マグロ、中トロ、イカ、生サバ、八角、炙りサーモン等々一挙に注文、

さすが空港店、まさに回転が速い!実に迅速にお寿司が運ばれ、

テーブルはあっという間に北海道お寿司祭り。

昼間の生ビールで乾杯しながら、笑いながら、喋りながら、

お寿司を頬張る、頬張る、人間、やればできる(笑)。

席に着いて20分ほどで、み~んな大満足。

立ち食い蕎麦並みのハイスピードでたいらげました。

まあ江戸前寿司も屋台でぱぱっとつまむファストフードだったわけで、

ある意味、伝統にかなった寿司のたしなみ方と言えなくもない(笑)。

ほっと一息ついたところで、息子が〆の追加注文。

子供の頃からの好物、穴子と・・・なんと白子の軍艦。

活きの良さを誇る店の自慢の季節ネタ、白子。

「ポン酢でよろしいですか?」という職人さんの問いかけに

事もなげに「はい」と答える息子の姿よ。

さび抜きの甘い穴子がせいぜいだった小さな男の子が、

白子の軍艦を、実に、旨そうに、頬張っている。

見た目だけじゃなく、味覚も、大人になったのねぇ~。

な~んて母は心の中で感慨にふけっておりましたが、

そろそろ搭乗口に向かう時間がやってきました。

母子手帳の成長曲線を見ながら一喜一憂していた子育て時代から

幾つもの春夏秋冬を経て、白子の美味しさもわかる大人になった息子。

搭乗ゲートの向こうに消える逞しくなった背中を見送りながら、

味覚の成長曲線も順調に育ったことを感謝する母でありました。

元気で、ちゃんと、食べるんだよ。

(写真は)

搭乗前の回転寿司店風景。

テーブル一杯に並ぶお皿。

写真撮るのももどかしい(笑)。

蝦夷前寿司は、最高。