作る年

何をしても

何を見ても

今年最後になる大晦日。

2017年朝ごはんの風景から

くる年を思う。

今年最後、大晦日の朝も

いつもと同じ、早朝のボリューミー・ヨーグルト。

バナナと蜂蜜と手作りりんごコンフィチュールを載せて

淹れたてのコーヒーの香りを楽しみながら、

届いたばかりの朝刊に目を通す。

いつもと同じ平和な朝にただ感謝。

NHKの朝番組も大晦日ヴァージョン。

日本各地の「朝ごはんの風景」総集編を放送していました。

さまざまな朝ごはんから見えてくるニッポンの今。

トップバッターは沖縄の子ども食堂。

おばあたち手作りの朝食を提供している地域食堂で、

共働き家庭の子供たちがランドセル姿で次々とやってきます。

子供よりも早く仕事に出かける親たちも

朝ごはんの心配から解放されるありがたい食堂です。

ゴーヤーチャンプルーににんじんシリシリ、

ジューシー(炊き込みご飯)に温かいお味噌汁。

沖縄らしい朝ごはんを頬張る子供たちを見ていて、

ふと中学・高校時代の息子のことを思い出しました。

当時は両親ともに朝の番組を担当していたため、

二人とも息子が起きるずっと前の早朝に家を出なければならず、

一人で起きて、一人で朝食を食べ、学校に行く日々が

何年か続いていました。

眠たい盛りのお年頃、ちゃんと起きれるかも心配だったし、

温かい朝ごはんを作ってあげられないのがちょっと不憫でした。

サンドイッチや一口おにぎりなどに小さなおかずを添えて

ガスの火を使わずレンジでチンすれば食べられるような朝食を

走り書きメモと一緒に食卓に置いて、慌ただしく家を出たものです。

我が子の朝ごはんの風景を確認できない親の不安を受け止めてくれる

沖縄の子ども食堂、貴重な子育て支援、でありますね。

そんな息子も親から巣立ち、遠い進学先で迎えた大晦日。

いったいどんな朝ごはんを食べていることやら。

幾つになっても親という生き物は心配病が治らない(笑)。

番組では都会の地域カフェで若者と交流する高齢者の朝ごはんや、

宮城の猫の楽園と言われる小さな島の朝ごはんの風景も紹介。

震災で船を流された老漁師と暮らす黒猫ちゃんの朝ごはんは

なんと三陸沖産の生本マグロ、漁のおこぼれとはいえ、

日本一豪勢なにゃんこ飯、であります。

トリを飾ったのがあのギンさんの娘さんたち。

さすがご長寿の家系、まもなく100歳超えながら大変お元気。

大晦日も「いつも変わらん」朝ごはんをしっかり平らげ、

「大晦日もコロっと忘れとった」と笑い飛ばしたうえで、

はるか年下の取材クルーに向かってこう言った。

「良い年は、作るもんだ」。

はっとした。

そうだ、来る年が良い年であるようにただ祈るのではく、

良い年を私が、私たちが、作るんだ、ってことだ。

誰かがなんとかしてくれるって

外野で高みの見物をしがちだけれど、

できることから少しずつ、こつこつこつこつ。

2018年。

作る年にしたいもの。

アラウンド100歳に教わった。

今年一年、当ブログにお付き合い頂きまして

心から感謝申し上げます。

ありがとうございました。

来年2018年もよろしくお願いいたします。

どうぞ良いお年を!

(写真は)

2017年12月31日。

大晦日の雪のジャンプ台。

小さな一歩から

大いなる飛躍へ。