お米ピルスナー
ふわり・・・
甘い花のような香り。
透き通る美しい金色。
清らかな喉越し。
お米の国の魔法にうっとり。
クラフトビールで巡る諸国漫遊の旅の続編。
先週末、コンサドーレ最終戦勝利の余韻に浮かれて繰り出した街で
偶然見つけたお洒落なお店「THE CRAFT」。
NYブルックリンの街角にあるような赤レンガ造りの空間では
日本全国、世界各地から取り寄せた33種類の樽生ビールが楽しめます。
まずは3種類の飲み比べセットで松江、埼玉、アメリカ・デンバーへ
それぞれ個性的なクラフトビールの旅を堪能。
おつまみにオーダーしたフライドポテトや牡蠣フライも
英字新聞風のペーパーやワイヤーバスケットなどに盛り付けられ、
まさに「インスタ映え」するお洒落っぷり。
イイ気分で爽やかなピルスナー、まったりしたエール、
スパイスとフルーツの香りが絶妙なオレゴン自慢のホワイトペルジャンを
じっくり味わいました・・・う~ん・・・、
もう一杯だけ、飲んじゃおうっと。
と言っても、33種類もあると、迷っちゃう。
迷ったら、プロに頼るのが一番、ってなわけで、
「あの、最後の一杯、何を飲んだらいいですか?」
白いタイルの壁に整然と並ぶ33種類のビアサーバーを
鮮やかに操るスタッフのおにいさんにダイレクトで聞いてみました。
「どういうのがお好みですか?苦いのとか、すっきり系とか」
「えっと、基本スッキリだけど、個性があって面白い感じ?」
「でしたら・・・スワンレイク、ですね」。
曖昧模糊としたリクエストに美しい答えが返ってきました。
「新潟のこしひかり仕込みのクラフトビールで、
国際コンクールでいっぱい賞をとっているんですよ」とのこと。
この日特別入荷していたレアな樽生クラフトビール、即オーダー。
「新潟・・・スワンレイク・・・瓢湖だな、コシヒカリだな」と
郷土愛を触発された新潟出身の夫が隣で
自慢そうに鼻を膨らませている(笑)。
「どうぞ、スワンレイクこしひかり仕込み、です」。
ワイングラスに注がれた透き通った金色が実に美しい。
グラスを鼻に近づけると・・・ふわり・・・花のような甘い香りが。
まるで銘醸白ワインのようなエレガントなブーケ香がする。
それでいてテイストはすっきり爽やか、軽やかな喉越し、
ヨーロピアンピルスナーの特徴をしっかり感じます。
美味しい!大好き!このクラフトビール。
伝統的なピルスナーの製造過程で生米を加えることで、
クリーンで軽快なテイストに仕上がるのだとか。
かといってダイレクトにコシヒカリの風味を感じることはなく、
ホップの香りと上品なフローラル香の絶妙なバランスが最高。
数々の国際的な受賞歴を誇るのもうなづけます。
地元の特別栽培のコシヒカリを使用した日本初のチャレンジは
世界中のビール好きをうならせたのでした。
軽井沢、松江、埼玉、デンバー、そして新潟。
夫婦合わせて4か所のクラフトビール旅を楽しみましたが、
全国の醸造家から仕入れた樽生を常時33種類プラスα揃っているわけで、
制覇するのは、さほど飲めない夫婦にとっては世界一周並みの夢(笑)。
でも、また再訪する楽しみが増えたことは確実であります。
岡山、長野、茨城、富山、大阪、ベルギー、イギリス、アメリカ・・・
今度は、どの街を、味わいましょうか。
うふふ、いい店、見つけたっと。
(写真は)
スワンレイクビールこしひかり仕込み。
透明な金色が美しいエレガントなピルスナー。
新潟の瓢湖に近い五頭山麓の豪農宅に
開設された醸造所で仕込まれました。
豊かな自然、清冽な越後名水に恵まれた
お米の国の傑作ピルスナーであります。

