おいしいオノマトペ

ほくほく、ふわふわ、

もちもち、ぱりぱり、

おいしいオノマトペは数あれど

秋冬はこの音をいっぱい聞きたい。

旬のタラの「ジュッ」。

と、その前に、あ~びっくりした。

「昨日の雨は、ほぼほぼ、やみました」。

ひょえっ!?今、「ほぼほぼ」って言った?言ったよね。

朝の情報番組のお天気お姉さんが爽やかな笑顔で確かにそう言った。

いやぁ、若い世代には「ほぼほぼ」(笑)市民権を得ている、

「ほぼほぼ」という言い回しでありますが、

テレビのお天気コーナーでも堂々デビューしちゃってるよぉ。

言葉は自由だ、日本語は変化する、わかっているけど、びっくりした。

次回の広辞苑改訂で採用されちゃうんだろうか「ほぼほぼ」。

なんて言葉の変化のスピードの速さに「ほぼほぼ」驚く一方で、

言葉の自由さを体感させてくれるのがオノマトペ。

いわゆる擬音であります。

昨日の金曜ごはんのメインの料理名がまさにおいしいオノマトペ。

寒くなるほどに美味しくなる旬の魚を使った「タラのジュッ」であります。

たまたまテレビで料理専門家が紹介してメニューに

これ、絶対おいしそう!と食いついちゃいました。

レシピのポイントは

ほくほくでもふわふわでもない「ジュッ!」という音。作り方は超簡単。

旬のタラの切り身を一口大にそぎ切りし、塩胡椒、片栗粉をまぶしたら、

胡麻油を入れたフライパンでソテー、お皿に盛り付け白髪ねぎをトッピング。

最後にフライパンに残った胡麻油を熱し、白髪ねぎの上に「ジュッ!」とかけて、

さっとお醤油をまわしければ出来上がり。

熱々の胡麻油で奏でるおいしいオノマトペ「ジュッ!」が肝。

蒸した鮮魚やお刺し身に熱した油をかける中華料理の技法を

簡単家庭料理にアレンジしたアイデア、さすがプロの発想であります。

さっそく昨日の金曜ごはんのメイン料理として作ってみました。

青い海のようなペルシャ釉薬の大皿にタラのソテーと白髪ねぎを載せ、

煙がたつほどに熱々に熱した胡麻油をそ~っとかけていきます。

ジュッ・・・ジュッ・・・ジュ~。

う~ん、食欲をそそるおいしいオノマトペよ。

「旬のタラのジュッ」

はたしてそのお味は・・・。

白髪ねぎを落とさないようにそ~っとお口へ運ぶ。

うっ・・・お・・・美味しい~~~!

ふわりと優しいタラの身と香ばしい胡麻油とねぎの風味が混然一体。

「う・・・わぁ、なんか鰻みたいだね・・・」夫の感想もさもありなん。

タラ・・・なんだけど、タラではない何か、

そう、鰻の白焼きにも似た味わいなのだ。

淡白でふわりと優しいタラの白身に

ネギの風味をまとった胡麻油が浸透し、

それらが口のなかで再構成されると

まるで鰻の白焼きのようなコクを感じるのでした。

料理はマジックですね~。調理法でこんなに味わいが変化するんだ。

食卓で「ジュッ!」と仕上げるサプライズ演出も素敵かもね~。

手稲山も白く雪化粧。

ますますタラが美味しくなる季節がやってくる。

鱈ちり、フィッシュ&チップス、鱈のプニュエロ等々に続き、

我が家のタラ料理のレパートリーに新顔が加わりました。

おいしいオノマトペ「タラのジュッ!」。

また作ろうっと♪

(写真は)

絶品「タラのジュッ!」。

調理時間は5分足らず。

時短でおいしいオノマトペ。

メインでも前菜でもOKね。