北大イエロー

燃える秋。

空も大地も染めるこの色は

何色と言ったらいのだろう。

黄色、金色、黄金色、黄朽葉色、

キャンパスを彩る北大イエローだ。

絶好の秋晴れに恵まれた昨日土曜日は

色づくイチョウ並木をめざしてロング秋散歩と洒落こみました。

北大の北13条門から380mの道沿いに約70本が並ぶイチョウ並木を

市民に楽しんでもらおうという「北大金葉祭」がこの土日に開催中。

足元はスニーカー、ストールもしっかり巻いて秋仕様で身支度は万全、

円山から北大までてくてく、のんびり歩いて往復してきました。

心にも身体にもいい有酸素運動であります。

植物園や大通公園も赤や黄色に美しく色づき、

この時季は札幌がパリのように思えてきます。

そしてたどり着いた北大構内はまさに燃える秋。

クラーク先生の銅像の背景も華やかな紅葉に彩られ、

「お~、インスタ映えするね~」とガラケーの夫が言う(笑)。

夫婦で平和なボケツッコミしながら文学部を過ぎ、医学部方面へ。

どんどん人が増え、どこからかヴァイオリンの調べなどが聞こえてくる。

美しい風景を共有しようと6年前から学生有志が始めた北大金葉祭、

すっかり秋の風物詩となりました。

鴨たちが心地よさそうに水面で遊ぶ池にさしかかり、

その角を曲がると・・・いよいよイチョウ並木。

うっ・・・わぁぁぁぁぁ・・・!

空も大地も視界すべてが金色に染まっていました。

何度訪れても見事な見事なイチョウ並木のトンネル。

この美しい色彩をなんと表現したらよいのでしょう。

鮮やかに色づいたイチョウの葉に全身を包まれていると

単純に黄色ですませるわけにはいかなくなってくる。

日本の色辞典によれば「黄朽葉色」

冬への予感をわずかにはらむ情感あふれる色名です。

科学的には葉っぱに含まれるカロチノイドという色素によるもの。

秋が深まり気温が低くなると緑色のクロロフィルの分解が始まり、

黄色のカロチノイドの方が目立ち、黄葉が始まるわけですね。

ひまわりなど黄色の花もカロチノイド系色素が作り出した色。

ってことはカロチノイドイエローと言えなくもない。

ん?「ひまわり」・・・と言えばゴッホ。

カンバスを独特の黄色で染めた天才画家が

もし北大のイチョウ並木を見たとしたら、

いったいどんな色で表現したことでしょう。

ゴッホが「ひまわり」などを描いたときに使った絵の具は

「クロームイエロー」と呼ばれる鮮やかな黄色。

1809年にクロム酸鉛を主成分に初めて製造された顔料ですが、

夏のひまわりと秋のイチョウ、どんな風に描き分けただろうか。

イチョウ並木の真ん中で、ふぃと、ゴッホを想う秋の土曜日。

黄色、金色、黄金色に黄朽葉色。

クロームイエローにカロチノイドイエロー。

世界中の黄色の絵の具を集めても

自然の魔法の色にはかなわないのかもしれない。

北大イエローにぞっこんの秋、でした。

(写真は)

燃える北大イエロー。

イチョウ並木の真ん中で秋を満喫。

さあ、本日日曜日は燃える札幌ドームへ!

残留目前のコンサドーレ札幌が

優勝目前の鹿島を迎えての運命のホームゲーム。

絶対に負けられない戦いは、今日だ。