冷やし懐かしレモン水

まだ暗い商店街の片隅で

サーターアンダギーや

てんぷらが揚がる一方で

小さなスタンドが開店準備。

さあ、市場の朝が始まる。

夏の沖縄旅・最終盤7日目は朝からお買い物三昧。

首里の伝統琉球菓子や

庶民のおやつタンナファクルーをゲットした後は

那覇の台所、公設市場で食材の買い出し中。

まずは沖縄伝統の保存食「スーチカー」を仕入れ、

ほっと一息。ちょっと喉が渇いてきました。

そうだ、市場名物の冷た~いアレだ。

いそいそとたくさんある入口をうろうろ巡り、

名物ドリンクのスタンドを探す。

公設市場で愛されて半世紀。

懐かしく爽やかな・・・

あ、あった!

市場の入り口に寄りそうな木造のスタンド。

「冷しレモン コーヒー」の看板を発見。

レトロな字体がもうたまらない。

店の前の狭い通路に置かれた小さなベンチで

地元のおばぁが二人、ちんまり座り、

レモン色のドリンクを手にひと休みしている。

ここが那覇市民のオアシス。

「コーヒースタンド小嶺(こみね)」。

父親から店を引き継ぎ50年以上営業中の

公設市場のレジェンドのようなスタンド。

年季の入った店の小窓の奥では

店主の小嶺さんが柔和な笑顔で

常連さんや観光客を出迎えてくれる。

市場ができた頃から

ひんやり爽やかな「冷やしレモン水」は

働く人々を優しく癒してきたのだった。

ということは、知っていたのですが、

実は実際に立ち寄り注文するのは初めて。

何せいつも両手が買い出しの荷物でふさがっていて

立ち止まる余裕がなかったのだ(笑)。

幸い、今回はまだスーチカーの袋だけ。

よ~し、那覇市民のオアシス初体験だ。

小窓の向こうで笑顔のおじさんが注文を待っている。

「あの、冷やしレモン水、ひとつください!」

「はい、冷やしレモン、ひとつね」。

ふふっ、那覇っ子になったような気分。

朝一番から開店準備が始まる

コーヒースタンド小嶺物語は

また明日♪

(写真は)

レトロ可愛い

コーヒースタンド小嶺にて。

冷やし懐かしレモン水。

一口飲めば昭和へタイムスリップ。