新しき古陶

サトウキビ畑の中に

ひっそり佇む陶房。

古の美しさと

新しい息吹が

静かに共存していた。

まずは、祝!突破!

サッカーW杯ロシア大会アジア最終予選、

日本はオーストラリアを2-0で破り、

6大会連続6度目のW杯出場を決めました!

新世代を起用したハリルホジッチ監督の采配がズバリ的中、

22歳浅野選手、21歳井手口選手が日本を世界に導いたわけで、

ハリル監督、ありがとうました!

昨日のサムライジャパンは

実によく最後まで走った、守った、攻めた。

まさに「デュアル」してましたね~。

ハリルホジッチ監督が好んで使うキーワードが

「決闘」を意味するフランス語だと朝刊に出ていました。

世界との差を詰めるのは球際の強さと最後まで走り抜く気迫だ。

走れない、戦えない選手は使わない。

監督のメッセージはシンプルで揺るぎなかった。

昨夜の日本代表はピッチ上の全員がデュアルモード。

連携を取りながらも個々が激しく球際へ詰め、

オーストラリアの攻撃の芽を次々とつぶしていった。

倒されても即座に立ち上がってプレー続行、

ファウルを要求する大袈裟なジェスチャーなんぞ皆無、

見ていて気持ちが良かった、スカッとした。

審判に文句言う暇があったら走ってた。

さあ、次は本戦に向けて、

サムライたちはさらに走り続けるのだ。

予選で活躍したからといって

本戦の出場切符は誰も約束されていない。

若手選手もスター選手もベテラン選手もみんな同じ。

さらに無名の選手から新星が現れるかもしれない。

1年後のW杯初戦、どんな先発メンバーが組まれるのか。

サッカーファンのお楽しみは、これからが本番だ。

むふふ、わくわくするわぁ~。

さてお話は埼玉スタジアムから夏の沖縄旅2017リポートへ。

本島を風の向くまま気の向くままその日気分でドライブ、

旅の終盤6日目は本島南部南城市クラフト散歩中。

青い海と聖地と工房が集まる南城市のなかでも

琉球王朝を統一した尚巴志の生まれ故郷である佐敷地区には

さまざまな魅力的なもの作りの工房が点在しています。

まずは手染の作品を手掛ける夫婦ユニット「Doucatty」を訪ね、

明るく元気な色使い、自由で手描きの線に魅了されました。

次の目的地は新しい琉球スタンダード。

かねてより注目していた陶房を訪ねましょう。

毎回やちむん聖地巡礼で必ず訪れる大嶺工房の主、

沖縄陶芸界の巨匠、大嶺實清氏に師事した作家さんが

首里城下の工房から移転、ここ南城市佐敷に登り窯を築き、

陶房と美しい古民家ギャラリーを構えているのでした。

ずっと気になっていたんだ。

「陶房 眞喜屋」。

王朝以前の古い小道が入り組む佐敷地区。

「Docatty」に行くのも迷子になってしまいましたからね~、

カーナビは例によって多分開店休業だろうしね~(笑)。

住所は・・・南城市佐敷屋比久・・・ねぇ、

今度はダメもとで電話番号を入力してみましょうか。

あれっ?おやっ?出たっ?「案内を、始めます」。

カーナビさんが自信たっぷり?に答える。

もしかして、イケる?

とりあえずカーナビに従って車を発進。

昔ながらの住宅街から比較的大きな道へ出る。

バスや地元の車が走る道はぐんぐん山側へ登っていく。

ん?山側へ登る?佐敷って、こんな高台にあるの・・・?

一抹の不安を抱きながら走るうちにリゾートホテルが出現。

これって地元FMのCMで流れていたホテルだよね?

なんか方向が全然違うような気がする。

膨らむ不安におかまいなくナビは右折だの左折だの指示、

挙句の果てに「目的地に着きました、案内を終わります」。

何だかよくわからない中途半端な交差点でいきなり終了宣言。

へっ?中学校がすぐそこに見えるフツーの住宅街。

どうみても登り窯なんてありそうもない。

もう、勝手に案内終了しないでぇ~。

半泣きで地図を確認。

もう全然違うじゃない~。

めざす佐敷屋比久は完全に反対方向。

おのれの方向音痴と自分勝手な(笑)ナビを呪いつつ、

地図を確認して、自力で方向修正、地名表示を逐一確かめながら

なんとか住所近くまでたどりつき、陶房に直接電話をかける。

「ああ、もう少しで着きますよぉ」。

陶房眞喜屋の奥様でしょうか。

優しい女性の道案内に従って331号線から

サトウキビ畑が広がる田園風景をゆっくり走る。

さわさわと青い葉が揺れるのどかな田舎道。

「大きなお墓のところを曲がって下さいね~」。

おおお、歴史を感じる実に大きな亀甲墓が見えた。

ここを曲がって・・・。

サトウキビ畑の向こうに

青い空に映える漆喰の白。

美しい古民家があった。

良かった、また迷子の末にたどり着けた。

新しい琉球スタンダードのお話は

また明日。

(写真は)

青い空と

緑のサトウキビ畑を背景に

静かに佇む古民家ギャラリー。

美しいギャラリーで

美しい器に出会う。