北谷異世界食空間~沖縄夏旅2017・vol.2

南国の夕陽に誘われて、

海へ海へと車を走らせる。

昔ながらのビーチホテルの1階に

最先端のすごい食空間が出現した。

北谷砂辺海岸に燃える「情熱」。

梅雨明けの沖縄夏旅2017リポート。

朝8時に新千歳を飛び立って羽田経由で那覇到着。

眩しい日差し、青い空、30度超えの熱気にただいま、

さっそくレンタカーに乗り換えて午後4時過ぎには

那覇市内中心部の定宿ホテルにチェックイン。

むふふ、時間は読み通り、さくさくと荷ほどきしたら、

夏服に着替えてディナードライブへ。

沖縄在住の知人がさりげなく、

とっておきレストランを予約してくれていたのです。

「午後7時、北谷のアルドールね」。

LINEの文言はあっさりしたものでしたが、

アルドール・・・?もしかして・・・?えっ?ココって!?

那覇で大人気のピッツァ店「BACAR OKINAWA」店主が

今年5月に北谷に開いた噂のすんごいレストラン、

「Restaurant ARDOR」ではありませんか!

慌てて羽田で買ったHanako最新号を見返すと、

おおお~、出てるぅ~、見開きページで

何ともお洒落なハイセンスな食空間が紹介されています。

だよねぇ~、あの「BACAR 」の新店だもんねぇ、

沖縄好き、食べ好き、大注目最新レストラン、

Hanakoが見逃すわけがない。

よく金曜日の夜に予約がとれたものです。

知人の何気ない計らいに感謝しつつ、

那覇から車で40分ほどの北谷へ向かいます。

が、ちょうど夕方ラッシュに時間帯、58号線は大渋滞、

1時間ほどかかって、何とか7時10分頃に

美しい夕陽で有名な北谷砂辺海岸へ到着。

う~んと・・・このあたりよね・・・グーグルマップが示すのは

ノスタルジックなビーチホテル。

多分・・・これ?

建物の角を曲がりこむと・・・

うぉぉぉ~!コレだぁ~、あったぁ~、蛸の扉!

ずっしり重厚な木の扉に鋳物の蛸がくねっている。

富山県高岡市で鋳造されたという特注ドアハンドル。

南国の夕陽が美しい砂辺海岸に出現した

お洒落過ぎるハイセンスな空間に

心地よく度肝を抜かれた。

鈍い金色に輝く蛸のハンドルを押して

ドキドキ・・・ちょっと緊張しながら扉を開けると、

目の前に現れたのが赤い小部屋。

高いアート性と独特な感性が光る陶表現、

今村能章氏によるどこにもない芸術的な前室で

客は眩しい陽光輝く外界とはっきり決別する。

ようこそ、ARDORへ。

ARDORとはラテン語で「情熱」という意味。

「BACAR」店主仲村大輔氏が船頭となって、

島食材や日本各地、世界のおいしいものを材料に

フレンチ、イタリアン、スパニッシュ、スイーツの精鋭シェフ軍団が

薪や炭火も燃えるオープンキッチンで腕をふるうという

美味しくて素敵過ぎる非日常空間なのであります。

さあ、食べるわよぉ~。

赤い小部屋から直径20cm以上の球形取っ手がついた中扉を開けると、

目の前には小さな船がど~んと一艘。

沖縄の近海で獲れたいまいゆ(鮮魚)、ミーバイに夜光貝、

美崎牛にやんばる島豚、色とりどりの新鮮野菜たちが競演。

その向こうに薪や炭火が燃える横長のオープンキッチンが広がり、

気鋭のシェフたちが情熱の炎を操りながら

とっておきの今宵の一皿を仕上げている。

ここはどこ?今はいつ?アタシは誰?(笑)。

朝、北海道を経ち、沖縄に着いたことは覚えているけれど、

あの金色の蛸の扉を開けた瞬間、

どうやら旅人は美味しい異世界に迷い込んだようだ。

不思議の国のアリスは白いウサギを追いかけて、穴の中へ、

蝶の取っ手がついた小部屋にたどり着きますが、

北国からの旅人は金色の蛸の扉を開けた瞬間、

日常なんぞすっぽり忘れてしまう食空間にワープしたようだ。

沖縄夏旅2017、初日の夜にして最高の晩餐になる予感。

薪の炎に頬を照らされながら、

さあ美味しい魔法にかかりましょう。

誰をも虜にする那覇の新分野レストラン「ARDOR」。

不思議な仕掛けに満ちていてとても紹介しきれない。

お料理の報告はまた明日。

(写真は)

北谷異世界食空間

「ARDOR」。

真っ赤な小部屋で

お客は美味しい魔法にかけられる。

どこかにアリスが隠れているかも?