尾張プチフール
小指サイズがいとしい。
小さな一口大がうれしい。
尾張生まれの小さな銘菓。
おちょぼ口で召し上がれ。
大きな幸せに包まれます。
2017ホワイトデーの戦利品(笑)2品目は
かねてより御贔屓の両口屋是清の和菓子。
寛永11年(1634年)創業という名古屋の超老舗で、
上方を中心に町人文化が栄えた元禄時代には
徳川御三家の筆頭、尾張藩の御菓子所を拝命。
大河ドラマのような歴史ある老舗は
「離乳食は両口屋だった」なんて名古屋人がいるほど、
地元の人々に深く愛されているようです。
その昔、名古屋のお土産で出会ったのが始まり。
一つ一つ丁寧に包まれた小さな和菓子は
見た目は地味で渋めなのですが、味が抜群。
いつしか我が家のホワイトデーは「両口屋是清」が定番に。
今年もザ・定番の名古屋三大焼き菓子の詰め合わせを所望。
むふふ、三大饅頭、三大団子ときて、三大焼き菓子。
薄い平箱にお行儀よく並んだ尾張の三大焼き菓子。
「志なの路」「旅まくら」「よも山」。
玉子皮でこしあんを包んだ小さなお饅頭「志なの路」は
うっすら白い砂糖衣で尾張から信濃へ向かう山々を表しているとか。
「よも山」は移りゆく四季や旅心を誘うこしあん入りの焼き菓子。
そして個人的に一番好きなのが「旅まくら」。
渋めなヴィジュアルですが、しみじみ味わい深い。
和菓子的な分類でいうと「茶通」。
抹茶で染めた生地で餡を包んだ焼き菓子ですが、
小指ほどのサイズがなんともお上品でいとおしい。
昭和25年の愛知国体の際に天皇・皇后両陛下の旅のつれづれを
お慰めするために、当主が先祖伝来の茶道具の花入れ「旅枕」の形に
ヒントを得て作られたお菓子なんだそうです。
なんともゆかしいいわれですねぇ。
西洋の優雅なティータイムのおともといえば
愛らしい一口菓子「プチ・フール」がありますが、
徳川御三家の筆頭、尾張藩ゆかりの老舗、
両口屋是清の三大焼き菓子もまた
春のお茶時間に最適な和製プチフール。
姫君気分で尾張プチフールはいかが。
(写真は)
渋さが魅力の尾張三大焼き菓子。
両口屋是清の詰め合わせ。
高級ショコラもいいけれど、
尾張プチフールもね♬

