ハイブリッドスイーツ

今更ながら驚いた。
うかつだった。
知らなかった。
スイートポテトは
日本生まれのお菓子だった。
ってことは和菓子?洋菓子?

先週の十勝でのお仕事帰り、
JR帯広駅で取り急ぎお土産にゲットしたのが
十勝名物「クランベリーのスイートポテト」。
1972年創業の老舗洋菓子店の名物スイーツ、
大きなさつまいもを丸ごと一本使った
ダイナミックなスイートポテトが
ショーケースにごろごろ並ぶ様子は圧巻。
眺めているだけで何だかウキウキしてきます。

「え~っと、小さめをひとつ下さい」
「はい、こちらでいかがですか?」
店員さんが比較的こぶりな一本を選び、
おもむろにショーケースの上の量りへ載せる。
ここのスイートポテトは丸ごと1本売りが基本、
カット売りはしていません。
お値段がグラム単位というのも楽しいのよねぇ。

ちゃんと保冷剤も入れてくれるので
札幌までの2時間半の乗車時間も安心です。
先日は夫の帯広出張土産で久しぶりに食べましたが、
今回は妻の帯広出張土産、うふふ甘い連続大歓迎。
無事に自宅へ戻り、さあ、おやつタイム。
桜の香りのフレーバーティーを入れて
春のお茶時間を楽しみましょう。

大好きなんだもん、ここは大きめにカットして
さあ、いただきます。
軽く滑らかな食感のさつまいもペーストの下に
甘さ控えめのカスタードクリームが隠れています。
さつまいもの皮がそのまま容器になっているのも特徴。
ちょっと香ばしく焼けた皮の風味がおつ、なのよねぇ。
う~ん、やっぱり美味しい、帯広名物スイートポテト。

ここで、はたと、ひとつばかり疑問が。
スイートポテトって、どこの国で生まれたの?
なんとなくアメリカあたりが発祥かと思ってましたが、
ちょこっと調べてみると、あ~ら、驚き。
スイートポテトは明治20年位に作られた、
日本生まれのお菓子らしい。
甘いもの好きとして、うかつだった(笑)。

さつまいもは世界中で生産されていますが、
多くは主食やアルコール醸造などに使われていて、
さつまいもで甘いお菓子を作るのはどうやら日本くらいらしい。
明治20年頃にスイートポテトらしきお菓子が作られたようですが、
推理するに、伝統的な栗きんとんにヒントを得た誰かが
明治以降、一般的になったバターなどを加えて
ハイカラなお菓子に仕立てのではあるまいか。

伝統的な和菓子に発想を得て、
洋風にアレンジして生まれたスイートポテト。
そういえば洋菓子店はもちろん、
和菓子屋さんの店頭でも見かけることありますもんね。
スイートポテトは洋菓子なのか、和菓子なのか、

ま、美味しいからどちらでもいいよね(笑)。

日本人の得意技、
和洋いいとこどりのハイブリッドスイーツ、
意外に知られていない日本生まれのお菓子、
今更ですが、世界に自慢したい味がまたひとつ。
日本は、美味しい。

(写真は)
帯広名物「クランベリー」の
一本丸ごとスイートポテト。
重量はずっしりだけど
甘さ控えめ。
いくらでも食べちゃうよぉ。