氷のため息

あ・・・頭が痛い。

いや、正確には頭皮が痛い。

この冬一番の寒気に

帽子なしの頭が痛いほど寒い。

道産子もびっくりの寒さだ。

仕事帰りで遅くなった昨夜9時ごろ、

地下鉄から降りて地上に出た瞬間、あ、頭が痛い!?

頭皮が痛くなるほどの寒さに驚いた。

いやはや、寒さには慣れている北海道生まれの私もびっくり。

上空にこの冬一番の寒気が入った道内は

陸別町で氷点下25.6℃、弟子屈町川湯で同24.6℃を記録、

札幌も最高気温が氷点下6.7度、

ってことは夜はマイナス二桁近かっただろうから、

そりゃ、頭皮も痛いほどの寒さだわねぇ~。

冬型の気圧配置はさらに強まり、

道内は厳しい寒さ、強い雪と風に警戒が必要な模様。

札幌は朝からサラッサラの粉雪がそれは寒そうに降っています。

もう外出に帽子は欠かせません。頭皮守らねば(笑)。

でも寒くなればなるほど美味しくなるのが旬の魚。

「鱈」。魚偏に雪だもの、冬の食卓の花形。

旬の食材を美味しく食べて寒さを乗り切ろう。

真っ白い身が美しい鱈。鍋や三平汁が定番ですが、

たまには情熱の国スペイン風のお料理も乙なもの。

我が家の定番タパスとなっているのが

「鱈のブニュエロ(Bunuelos de bacalao)」。

ふんわり柔らかな食感の鱈とポテトの揚げもので

そうねぇ、スペイン風のふわふわがんもって感じかな、

ワインやカヴァ、ビールのおつまみにぴったり。

ってことで、この年末年始も大活躍でした。

スペインではバカリャウという巨大な干し鱈で作るのですが、

北海道産の新鮮な鱈の切り身を贅沢に使います。

塩胡椒してしばらく置き、白ワインを振りかけ電子レンジで蒸し、

皮と骨をとって身をほぐしておきます。

じゃがいもとにんにくを一緒に茹でてつぶし、そこに鱈の身、

卵黄、小麦粉、イタリアンパセリを混ぜ、塩で味を調え、

最後に泡だてた卵白をさっくり混ぜたら種は完成。

ふんわりした種をスプーンですくって

オリーブオイルで色良く揚げたら

「鱈のブニュエロ」の出来上がり。

外はカリッ、中はふんわり、鱈の旨みがたまらない。

泡立てた卵白、メレンゲが入っているのでお腹にもたれず、

困ったことに、いくつでも食べられちゃう(笑)人気タパス。

じゃがいもが入っているからか冷めてもぺちゃんこにならず、

チンすれば翌日でも美味しく食べられるので、

いつもたくさん作っちゃうのよね~。

「ブニュエロ」とはスペインで揚げものを意味する言葉。

空気をたっぷり含ませて作るのが特徴で、

元々修道院が発祥のお菓子だったらしく、

甘いブニュエロもスペイン人の大好物。

小さな揚げシューのようなお菓子のブニュエロは

11月1日の諸聖人の日に食べる習慣があり、、

「風のブニュエロ」とか「修道女のため息」など呼ばれるとか。

ふふ、ちょっと詩的というかセクシー?な別名があるのですねぇ。

寒さの厳しい北の海で獲れた新鮮な鱈で作った

北海道ヴァージョンの「鱈のブニュエロ」。

美味しくて思わずため息がでちゃうタパス、

頭皮も痛くなるほどの寒波に敬意を表し、

別名「氷のため息」とでも名付けましょうか。

1年で1番寒い真冬、美味しい一皿で元気になる。

(写真は)

誰もが大好き「鱈のブニュエロ」。

お魚が苦手な子供もきっとぱくぱく。

鱈とじゃがいも。どちらも北海道自慢の食材。

スペインと北海道、美味しいご縁がありますなぁ。