ニューボーンスマイル
じっとママを見つめる目。
元気な産声が聞こえてきそう。
生まれたての輝く一枚。
新生児を撮る「ニューボーンフォト」。
何ていとおしい。
可愛い・・・。懐かしい・・・。いとおしい・・・。
朝刊の生活欄特集に載った写真に魅せられてしまいました。
生後数日から3週間くらいのいわゆる新生児を撮る
新しい写真表現「ニューボーンフォト」。
アメリカの写真家が撮った作品に触発された日本人女性写真家が
「ニューボーンフォト」と名付けて活動を始めたのだそうです。
生まれたてのその時しか撮れない期間限定の愛おしい瞬間。
遠いあの頃、生まれたばかりの息子を思い出します。
産着に包まれたふにゃふにゃの小さな体に
おたまじゃくしみたいな細い目。
時折、片目だけ開けて、じっと見つめてきた。
一点の曇りも汚れもない真っ黒な瞳に
母は一瞬たじろぎそうになるほど感動したことを覚えている。
キミはあの時何を見ていたのだろうか。
「ここはどんなところ?
確認するように世界を見ているんです」。
ニューボーンフォトを撮る女性写真家さんの言葉です。
そうか、キミはあの時、生まれ出たこの世界を確認していたのね。
どうだった?目の前の母は、その肩越しの父は、どう見えた?
その向こうの病室の窓から見えた春まだ浅き空はどうだった?
タイムスリップできるとしたら、新生児だった息子に聞いてみたい。
すっかりデカくなってしまった息子に聞いても仕方ない(笑)。
まだ片目しか開かない生まれたての息子が
ふとした瞬間に片方の唇をあげて微笑む瞬間がありました。
そう「新生児微笑」(生理的微笑・自発的微笑)」と呼ばれる微笑み。
この時期特有の現象で本能によって無意識のうちに起るもので
その後の成長とともに感情によって起こる「社会的微笑」とは
別のものとされています。でも感情とは別物ではありますが、、
この万国共通の特別な微笑みは人々を魅了し、
「天使の微笑」などとも呼ばれています。
日本でも古くから「神笑い」仏様笑い」そして「虫笑い」などと言われますね。
すやすや眠る小さな赤ちゃんが思い出し笑いのようにふっと微笑む瞬間、
「ほらほら、虫笑いしてるよ」とまわりの大人は癒されたものです。
温かな響きがするイイ言葉ですね、虫笑い。
おなかの中の虫が騒いでくすぐったいから「虫笑い」なんだそうですが、
欲も得も見栄もなく純粋なまっさらな心で生まれてきた赤ちゃんの微笑み、
そう、「無私笑い」とも言えるかもしれません。
見る人の心を浄化してくれるようなデトックス作用のある「むし笑い」。
生まれたばかりの赤ちゃんが何故笑うのか。
可愛いと思ってもらうためにプログラムされた微笑みだとか、
お腹の中ですでに練習しているとか、いろいろな説がありますが、
神様が与えてくれた根源的な善そのものとしか思えません。
誰しも人間は生まれながらにして善き存在。
この微笑みを見たら争う気なんてなくなるよね。
混迷する世界を救うのはニューボーンスマイル。
赤ちゃんに学ぼう。
(写真は)
スイーツを見ると生理的微笑が(笑)。
お仕事中の差し入れて頂いたチョコケーキ。
あんこ党にとっては超久しぶりの洋物。
ビロードのようなガナッシュ、最高。

