木刀と新京極

情緒あふれる京都の街並み、旗を持ったガイドさん。

わいわい、きゃっきゃと楽しそうな

学生服とセーラー服の一団。

見慣れた修学旅行の風景・・・かと思いきや、

振り向けば衝撃的な「大人の修学旅行」だった。

昨日、何気に眺めていた夕方のニュース映像に度肝を抜かれました。

いやいや、ごく普通の特集ニュースネタなのですが、

いわゆる「衝撃映像特番」よりもインパクトがあった。

テーマは「大人の修学旅行」。

時間もお金もゆとりのある年代だからこそ楽しめる「大人の修学旅行」は

さまざまな旅行代理店などがこぞって販売している人気旅商品、ですが、

その旅は、ひと味どころか、相当濃い味テイスト。

オーバー60’sの参加者全員がセーラー服&学生服着用!なのです。

女性は白地に紺襟、赤いスカーフも愛らしいセーラー服、

紺色のプリーツスカートはシフォン生地の2枚重ねのロング丈と

体型の変化も優しくカバーしてくれる特別仕様の制服。

男性は昔と同じいわゆる学ランをそのままお召しのよう。

何でも観光産業活性化を研究する京都産業大学の学生たちが

試験的に提案したパイロット版の「大人の修学旅行」とかで、

学生時代に身も心も戻ってもらって京都旅を楽しんでもらおうという

実に意欲的な企画を取材した映像なのでした。

「昔に戻ったようだわぁ~」

「もう一度セーラー服、着てみたかったの」

「学生服着ると、気分が若返るねぇ~」等々、参加者の反応は上々。

制服姿の「大人の修学旅行」ご一行さまが

京都の神社仏閣を笑顔で歩く様子は、圧巻。

まわりの観光客の反応は、一瞬の驚愕、のち微笑みというところか。

確かに客観的に見れば「大人のコスプレ旅行」にも見えなくもありませんが、

行動力満載の団塊世代がシニア層の中核となりつつある昨今、

今後の人気旅行商品となるやもしれません。

まあ、制服を着るかどうかは別にして、今朝の朝刊にも

秋のニセコ1泊2日の「大人の修学旅行」、

なんてバスツアーの広告も見かけました。

みんな、そうなんだ、そんなに、もう一度修学旅行、行きたいのねぇ。

というのも、自分自身、それほど修学旅行に思い入れがないんだなぁ。

というか、そんなに楽しかったかなぁ~というのが正直なところ。

もちろん、つまんなくはなかったけど、余り記憶に残っていないのだ。

かつての修学旅行。

京都・奈良の定番コースを訪れた高校の修学旅行。

う~ん・・・どこ行ったっけ?

清水寺の参道で男子がやたら木刀買っていたのと

中途半端に新しい新京極のアーケードをぐるぐる歩いたのと、

後は・・・え~とえ~と、金閣寺、銀閣寺・・・くらい・・・?

古都の歴史や情緒に感動した記憶は残念ながらほぼゼロ、

それよりも難しい年頃の女子高生、

外目は明るく振舞いながら、気にしいの小心者、めんどくさい性格の私は

四六時中友達と過ごす旅行にちょっと疲れていたような気がする。

いや、正確には、その当時はそんなこと自覚していなかったと思うけど、

「きゃー、もう一回修学旅行行きたいわぁ~、あの頃みたいに」と、

無邪気に「修学旅行アゲイン」の気持ちには、何だかならない。

ほんと、めんどくさい高校生だったんだな、アタシ(笑)。

そんな女子高生も大学、就職と新しい世界に踏み出し、

出身もさまざまな人々に出会い、さまざまな経験を重ね、

京都には木刀と新京極以外に観るべきものがいっぱいあって、

大人になったからこそ体験できる古都の魅力もたくさん知りました。

気心の知れた友人ともう一度「大人の修学旅行」も悪くないなと

ホントに大人になった今では思いますが、

あの・・・セーラー服だけは・・・無理・・・(笑)。

気持ちだけ、若返ることにしておきます(笑)。

(写真は)

夫がゴルフ土産に買ってきてくれた

苫小牧三星の「焼き餅」。

経木風のパッケージが京都っぽい。

そういえば高校の修学旅行では

京都料理も和菓子もとんと記憶にない。

いったい何を食べていたんだろう。

高校生に京都は勿体なかった、かも(笑)。