カボチャ王国
山々は紅葉に彩られ、
街はオレンジ色のお化けカボチャに染まる。
今年も熱狂のハロウィンの季節がやってきた。
魔女に吸血鬼にゾンビにカボチャ。
怖くて楽しい秋が来た。
いや驚いた。
年々ヒートアップする日本のハロウィン熱。
日本記念日協会の推計では今年のハロウィンの市場規模は
前年比約10%増のおよそ1345億円にもなるそうで、
何と、バレンタインデーを上回る見込みだそうです。
ハロウィン人気が急速に高まってきたのは2010年代から。
まさにSNS普及とぴったり符合します。
彼のために高級チョコを買うよりも仲間と仮装して盛り上がり、
インスタにアップする方がずっと楽しいってことね。
「異性にもてるより同性から共感を得ることへの関心が高い」。
日本のハロウィン市場を調査している大学教授が
朝刊のハロウィン特集でそう分析していました。
ハート形のチョコレートにときめいた昭和女子(笑)は
ハロウィンがヴァレンタインを席捲する日が来るなんて想像していなかった。
デートでお洒落するよりも、仲間とコスプレ、
彼より女子友、チョコよりカボチャってわけかぁ。
しかし、そのハロウィンの象徴であるカボチャ、
実は、元々は「カブ」だったってご存知でしたか?
遅ればせながら朝刊のハロウィン特集で初めて知りました。
そもそもハロウィンとは「All Hallow’s Eve(万聖節の前夜)」の略。
古代ケルトの大晦日に当たるこの日、異界の扉が開き、
悪霊や精霊、魔女などがやってくるとされ、
もとは「カブ」をちょうちんにして魔除けにしていたそうです。
ジャック・オー・ランタンはカブだったんだぁ。意外。
そのハロウィンの風習が伝わったアメリカでカブの代わりに
生産量が多かったカボチャが使われるようになったのが
世界中に広まり、ハロウィン=カボチャ、になったのだとか。
確かにね~、もし、ご本家ケルト式の「カブ」のままだったら、
東洋の島国まで席捲する季節行事にはならなかったかもねぇ。
ちょうちんにするにしてもカブはいささか水っぽいし、
カボチャみたいにパイなどお菓子にもしにくいし、
カブはすぐしなびて、日持ちしないし、
ハロウィン世界進出の功労者はカボチャってわけかぁ。
アメリカに負けず劣らず、北海道はカボチャ王国。
なんたって日本のカボチャの半分は北海道産。
生産量日本一、甘くてほくほく、種類も豊富、
大浜みやこ、りょうおもい、恋するマロン、雪化粧、ダークホースetc.
ネーミングも個性的なブランドカボチャが各地で作られています。
カボチャ好きにとって夢のような場所、
ああ、北海道に住んでて良かったぁ。
魔女やゾンビ、コスプレはSNS世代にお任せするとして、
カボチャ好きはせっせと旬のカボチャを料理して
熱狂のハロウィンシーズンを楽しむつもりです。
さ、いつものカボチャサラダでも作ろうっかな。
ついつい食べ過ぎちゃう悪魔のサラダ(笑)。
ある意味、ハロウィンにふさわしい、かもね。
(写真は)
我が家の定番カボチャサラダ。
レンジでチンしたカボチャにレーズン、
カロリーオフのマヨネーズにカレー粉をちょいプラス、
カボチャの甘味にほんのりスパイシーな香りがアクセント。
思いついたらぱぱっと作れる時短サラダ。
元気なオレンジ色も嬉しいよね。



