やさしい文字
フォントは優しさから生まれた。
これ、ホント(笑)の話。
コンピュータの文字も
温かな人の手から生み出されていた。
もしかして、このフォントも?
「Stay Hungry Stay Foolish」。
アップル創始者、スティーブ・ジョブズ氏が
スタンフォード大学でのスピーチの最後に語った有名な言葉。
「ハングリーであれ、愚か者であれ」。
常識にとらわれず、はたから愚か者に思われようとも挑戦しろ。
このスピーチの裏側に迫ったNHK「アナザー・ストーリー」の録画で
当時のジョブズ氏が語りかける映像を見ましたが、
やはり、プレゼンの神様ですね。
数々の歴史的新製品発表のステージとは違って、
屋外の演台を前にしてのセレモニー・スピーチ、
おそらくはプロンプターもなかったようで、
時折、手元の原稿に目を落としながらのスピーチでしたが、
ここぞというキーワード、キーセンテンスを発する時の力強さといったら。
波乱万丈、生きる伝説とも言える彼の人生から獲得した言葉は
全世界を魅了し、これからも歴史となって魅了し続けることでしょう。
番組ではスピーチで触れられた幾つかの象徴的なエピソードの裏側が
取り上げられていたのですが、印象的だったのが「フォント」の逸話。
最初のMacをデザインするにあたって、彼がこだわったのが書体。
美しい書体をコンピュータに組み込むために、
彼は知人の書道家に夥しい文字を書かせ、何度も何度も試作した結果、、
Macは美しく、多数の書体を有する世界初のPCとなったのでした。
へぇ~、デジタルなフォントに、日本の書道がインスパイアを与えていたとは。
そもそもジョブズは大学を中退後もある授業をこっそり受けていました。
それはカリグラフィー(書法)の授業。
手書きで生み出される美しい書体の魅力を知っていたジョブズがいたから
今のPCには様々な美しい書体、フォントが組み込まれるようになったのですね。
その系譜は最新のフォント開発の現場にもしっかり受け継がれていました。
今朝の「がっちりマンデー」、「人力ビジネス」特集で紹介されていたのが
74万文字ものフォントを生み出しギネスにも認定されている日本の会社。
最新コンピュータの文字も人力から生み出されていました。
フォント開発は方眼紙から。
専門スタッフが方眼紙に向かって丁寧「永」の文字を描いています。
止め、はね、払い等々、書体の技法、バランスに細心の注意を払い、
一文字、一文字、人の手で書かれた定型文字を基に
デザイン、コンセプトを決め、さらに絞り込み、
ようやく決定した文字をコンピュータ入力、そこからさらに人力で検査。
熟語になった文字の微妙なバランスなどを人の目で徹底チェックし、
はじめてコンピュータの文字、フォントとして採用されるのだそうです。
特に最近ニーズが高まっているのがUD書体。
目が不自由な人や高齢者などにも読みやすいユニバーサル書体で
確かにテレビ画面を通しても一目瞭然、わかりやすい。
たとえば「ぽ」と「ぼ」、寄る年波とともにまる?点々?と???になりますが、
UD書体は濁点、半濁点を通常のフォントよりも大きくしてあるので、
まあ、嬉しい、それははっきりと読みやすい。
温かな人の手から生み出されたフォントは優しさに満ちている。
歴史を創った、いや歴史を変えたスティーブ・ジョブズ。
色んな評伝、逸話を見聞きするたびに感動するとともに、
凡人はこの人の下では働くのは勘弁だなぁ~と腰が引けますが(笑)、
手書きの文字の美しさをコンピュータに持たせようと発想した彼、
根源に優しさを秘めていた人だったのかも・・・なんて思ったりもする。
コンピュータのやさしい文字の生みの親、ですものね。
「Stay hungry Stay Foolish」。
腹をすかせた愚か者にも使いやすいコンピュータを。
有名な言葉も何だかそんな風に深読みしたくなる。
IT音痴でもiphone、使いやすいですぅ。ジョブズさん。
(写真は)
「北海道素材だけで作りました どら焼き」
道総研「チャレンジ北海道産100%プロジェクト」第1号商品として
もりもとが作った話題のどら焼き、
この春に続いて10月14日から期間限定で発売されました。
小豆、小麦粉、砂糖、そして重曹、寒天まで北海道産を実現。
原材料、製造技術、コスト、立ちはだかる三つの壁を取り払った
チャレンジするどら焼きだ。
腹をすかせた愚か者、おやつにいただきました~(笑)



