癒しの水母

誰もいない海。

目に沁みるほど青い空。

頬を撫でる優しい潮風。

身体が目覚める癒しのフード。

本島東海岸の隠れ家海カフェ。

これは、大発見だ。

去りゆく夏の涙雨か。

札幌も熱帯低気圧に刺激された雨が降り続いています。

どこか物憂く悲しげな降り方に思えますが、

十勝を中心に甚大な台風被害に見舞われた北海道、

今もまだ地盤も緩くなっていることが考えられます。

ほんの少しの雨がきっかけで

また土砂崩れや川の氾濫が起きないとも限りません。

雨を見てセンチメンタルになっている場合ではありませんね。

天気情報から目を離せない秋のはじめであります。

沖縄の海上ではまもなく台風12号が発生する模様。

夏の青い海も今は荒れてきているのでしょうか。。

天気図を気にかけながら、夏の沖縄旅2016リポートを続けましょう。

八重山諸島をめぐり、旅の後半は本島編。

自然・歴史・文化に触れる本島中部、南部ドライブに続き、

旅の4日目は亜熱帯の大自然に抱かれた本島北部「やんばる」へ。

琉球王朝時代の古陶を再現した幻の花形盛皿を求めて

大宜味村の陶房「陶藝玉城」を訪問、9連房の登り窯に感動。

沖縄本島最北端の辺戸岬の絶景にノックアウトされ、

さらにレンタカーは最果ての隠れ里「奥集落」へ。

百年続く沖縄式コミュニティストア「奥共同店」で名物のお茶を購入、

亜熱帯の山あいに広がる美しい茶畑にしばし見惚れるのでした。

山原と書いて「やんばる」。さすがに、遠い。

朝早く那覇を出発、沖縄自動車道を降りて国道58号線をひたすら北上、

最北端の辺戸岬から東へ向かって奥集落までやってきた旅人。

気がつけばお昼はとっくにまわっています。

お腹をなだめながら、奥共同店を後に58号線から県道70号線へ。

本島北部の東海岸を走る道路沿い、まわりにはお店らしいお店など

ほとんど見当たらず秘境ムードはマックス。

ガイドブックの地図を見て道路と川と地名が記されているだけで

カフェマークも飲食マークもゼロ地帯。

どうする?すきっ腹を抱えた旅人。

むふふふふふ、安心して下さい(笑)、こんなこともあろうかと

事前にしっかり情報収集していたもんね~。

沖縄自動車道の終点、許田ICの観光情報ターミナルで

地元ガイドのおじさんからとっておきの秘密情報をゲット。

カフェ0(ゼロ)地帯と思われている北部東海岸沿いに

「そりゃあ、素敵なログハウス風カフェがあるのさぁ~」とのこと。

お店の名前は「CAFE水母(くらげ)」。

ガイドさんの閻魔帳(笑)から電話番号も教えてもらい、

午前中に本日営業中かどうかも、ちゃあ~んと確認。

せっかくの沖縄旅でランチ食いっぱぐれなんて絶対やだもん。

食情報収集はぬかりありません。

え~と・・・辺戸岬方面から70号線を東村方面へ向かってと・・・。

お店の人から聞いた道順を思い返しながら車を走らせます。

右手に広がる東海岸の海の美しさといったら、言葉もない。

観光開発されていない、まさに手つかずの生まれたままの青い海だ。

やんばるの山々から幾つもの清らかな川が太平洋へと流れ出ている。

その中のひとつ「伊江川」の橋のたもとに・・・カフェが・・・あるはず・・・、

あ、あった~!

なんて癒される自然派カフェでしょう。

国頭村礎州の海沿いに佇む「CAFE水母(くらげ)」。

ログハウス風の木造りの建物の周りは

やんばるの自然をそのまま映したようなお庭と自家菜園が。

な~んにもない本島北部の東海岸に秘密の癒しカフェがあった。

許田の地元ガイドのおじさん、ありがとう!閻魔帳役立ったよぉ~。

きしきしと優しい音がする木の階段を登って店内へ。

おおお~、何という絶景!

ここは、やんばるの奇跡の海カフェだ。

木の床、琉球漆喰の壁、椅子やテーブルは柔らかな色に塗られ、

圧巻は海に面したオーシャンビューの窓辺。

全て手つかずも青い海に向かって開けられていて、

カフェの中にいながら開放的なオープンカフェ状態。

北部は山カフェが有名ですが、まさかの海カフェがあった。

実はこの「水母」、東村高江にあった山カフェの人気店、

「山甕(やまがめ)」(今は閉店)の系列店だそうで、

オーナーがこの場所で営んでいる宿が台風被害を受け、

建物を修復していうるちにお隣にこのカフェも造ってしまったらしい。

な~るほど、コツコツコツコツ、温かい手作り感が溢れているわけですね。

亜熱帯の山々に見守られながら

生まれたままの誰もいない青い海に向かって開放された海カフェ。

「CAFE水母」の空間はどこもかしこもマイナスイオンに溢れている。

メニューを開けば、地元の野菜や県産豚肉、無農薬玄米など

自然素材を使った手作り県内の素材を使ったお料理ばかり。

お腹ぺこぺこの旅人は「県産豚肉のタコライス・自家製サルサソース」と、

「くらげラッシー」をチョイス、窓辺の席に座って目の前の海に癒されます。

ほぇぇ・・・・・ほよぉ・・・・・

ロングドライブの疲れがゆるゆるとほどけていくぅ~。

「お待たせしましたぁ~、タコライスとラッシーです」。

お店のお姉さんの声にはっと我に帰る。

余りの気持ちよさに、まどろんでいた?アタシ(笑)。

う~ん、盛り付けがお花畑のようなタコライスが見た目も可愛い。

自家製サルサソースの爽やかな辛さがいいアクセントに。

豆乳とタピオカとココナツミルクをブレンドした「くらげラッシー」が

ほど良くピリ辛のタコライスによく合います。

う~ん「CAFE水母」、旅好き女子には超おすすめ海のカフェ、

あまり知られていない、ガイドブックにも載っていない秘密の隠れ家、

北部の東海岸ドライブの際にはぜひ立ち寄ってみてください。

誰もいない海。

秋の「CAFE水母」の窓辺からは

どんな景色が見えるのだろう。

はるばる車を走らせてまた訪れたい。

帰りたくなるカフェをまた見つけた。

やんばるの海カフェ。

(写真は)

素朴な木造りの建物も

美味しいタコライスもラッシーも写真に撮ったけど、

やっぱり窓辺の景色をご紹介。

誰もいない生まれたままの青い海が視界いっぱいに広がる。

行列や喧騒とは無縁の北部やんばるの海カフェ。

はるばる走ってきた甲斐がありました。

ここでしか出会えない景色があった。