南国甘味処

黒糖、紅芋、ドラゴンフルーツ。

亜熱帯の甘党軍団が勢ぞろい。

南国市場の甘味処は

極楽おやつパラダイス。

カラフルな甘さにぞっこん。

朝にお月見。

明け方の西の空にぽっかり居残る美しい月。

まだまだまんまるに近い十七夜「立待月」です。

早起きすると本当に色々得しちゃいますね~。

新しい朝日と昨夜の月、両方からエネルギーをチャージ、

今日も元気に沖縄旅の思い出を綴りましょう。

夏の沖縄旅2016リポート、旅の後半・本島編も最終章、

明日は札幌へ帰る前日、とことん那覇を歩き尽しています。

まずは朝一番に再開発が始まった「農連市場」へ。

戦後復興期から沖縄の食を支えた名物市場の今を目撃、

さまざまな感慨を胸に、うちなんちゅー率99%の太平通り商店街へ。

新鮮な島野菜を「下見」し、沖縄らしい祭祀用品や日用品などを眺め、

浮島通りを渡った市場本通りにあるいつものお店で

沖縄鰹節(カチュー)の大容量パックをゲット。

夏至南風の時季にしか出回らない琉球香り草「ヤマクニブー」にも出会い、

旅の早起きは三文以上の得、幸せなぶらり歩き中。

小さな三線屋さんから美しい音色が響くなか、

どこかのお店に出前に向かうところなのでしょう、

路地裏のコーヒースタンドの店員さんが

淹れたてのアイスコーヒーのお盆を手に

午前中の市場界隈を慎重に歩いていきます。

この時間でも煌々と輝くセンベロ屋さんの赤提灯と

濃厚な緑の狭間から差しこむ朝日が共存する亜熱帯の市場。

生のエネルギーが濃縮する空間に惚れてもう何年になるだろう。

いつ来ても、私の魂にフィットする。

DNAのどこかに南国遺伝子が組み込まれているのか(笑)。

やっぱり、ここは入っておかなくちゃね。

那覇市民の台所であり定番の観光スポット「牧志公設市場」。

魚屋さんには色鮮やかな熱帯魚のような島魚が並び、

沖縄そばの自家製麺屋さんには今日も地元の人が行列、

お肉屋さんの店先にはお約束の豚さんのお顔(笑)がお出迎え、

真っ赤な巨大かまぼこや沖縄シナチク(スンシー)の山々、

亜熱帯の市場には南国食材のエネルギーが爆発している。

何度通っても、何度見ても、ひょえ~、ほぉ~、うわぁ~、

いつも圧倒され、いつも感動してしまう。

今日は基本的に「下見」なので、

賑やかな市場の1階をぷらりぷらぷら目だけでショッピング、

2階へ上がって、ここらでちょっと休憩タイムといたしましょう。

階下で買った海産物などを調理して出してくれるお店がわんさか、

お昼少し前だというのに、もう2階の各店はほぼ満席状態。

ここは香港?台湾?シンガポールの屋台街?

食べる、飲む、喋る、笑う。オリオン片手に宴は既にクライマックス状態、

牧志公設市場2階、今日も亜熱帯アジア的喧騒に満ちています。

この市場の2階に甘党の心をくすぐる可愛いお店があります。

琉球甘味「琉宮」。

サーターアンダギー専門店が出している甘味処で

公設市場の目の前にもオープンエアな広いお店がありますが、

私は喧騒の中のオアシス的ロケーションのこちらがご贔屓。

自慢のサーターアンダギーに沖縄ぜんざい、琉球あんみつなど

沖縄ならではの甘味メニューがよりどりみどり。

ちょっとひと休み、待ち合わせ、ゆんたくにぴったりのお店。

テーブル席が三つほどの小さな店内ですが、

タイミング良く席が空き、すぐ座れました、ラッキー。

さあ、何にしようかな~。

朝の国際通りから農連市場まで歩き、ぐるっと引き返し、

太平通りから公設市場まで往復散歩、なかなかの距離を歩いたので、

まずは・・・沖縄ぜんざいできゅっと甘いクールダウンしたいし、

う~ん・・・南国フルーツのフレッシュジュースもそそられるぅ~。

と迷ったら、両方オーダーに限ります(笑)。

「お待たせしました~、

黒糖きなこぜんざいとドラゴンフルーツのジュースです~」。

うふふっ、やってきました、沖縄的甘味の2トップ。

ふわっふわのかき氷の下には甘く煮た金時豆が隠れ、

上からは黒糖シロップときなこがたっぷり、

そしてちょこんと添えられた白玉がまたキュート。

紅芋、ウコン、プレーンの3色がカラフルで沖縄らしい。

琉球甘味処は江戸の老舗甘味処とはひと味違うのだ。

えっへん。(誰にいばっている?笑)。

ぜんざいなのに小豆じゃない、温かくない沖縄ぜんざいは

戦後、アメリカの物資が溢れていた頃、

カリフォルニアから来た金時豆で作ったのがはじまりとか。

沖縄の黒糖の味が染みた金時豆、緑豆、押し麦を添えた氷菓は

うちなんちゅーのソウルスイーツ、旅人も魂奪われっぱなし。

黒糖の甘さときなこの香ばしさ、金時豆と押し麦のとろりとした甘味と

泡雪のようなかき氷のマリアージュは楽園の味がした。

鮮やかなショッキングピンク色をしたドラゴンフルーツジュース。

強烈な色と独特のフォルムからは想像もできないほど、

実に優しく爽やかな味わいがするトロピカルフルーツ。

ビタミン、葉酸、ミネラルを豊富に含み、

ポリフェノールにアントシアニンなどの抗酸化物質も含有、

食物繊維はバナナの65倍という美容食フルーツでもあります。

ふふっ、美味しく飲んで、また(笑)キレイになっちゃうわよぉ。

市場2階の喧騒の中にある小さなオアシス。

琉球甘味処「琉宮」。

昼前からオリオン生、とはいかない小さな子供連れや

シニア夫婦、甘いもの好き女子たちにとってのパラダイス。

一方、公設市場前の店頭では新物黒糖の大きな塊を

お店のお姉さんがダイナミックにかち割りしていました。

小さな隠れ家もオープンエアな市場前のお店も

どちらも市場歩きの休憩にはぴったりの空間です。

今度は琉球あんみつにしようか、

三色わらびもちもいいなぁ、琉球夢色氷もそそられるぅ。

那覇の公設市場で琉球甘味にとろける。

沖縄旅の魅力は数えきれない。

むふふ。

(写真は)

ピンク色のドラゴンフルーツジュースと

黒糖黄粉ぜんざいを前に満面の笑み。

金時豆の甘味はどこまでもまるく優しい。

甘いものが苦手な人もきっと惚れるよ。

うわぁ~ん・・・また食べたくなってきたぁ。

恋しや、沖縄ぜんざい。