かまぼこ王国
新鮮島野菜にじーまみ豆腐、
琉球張り子に八重山かまぼこ。
沖縄を離れる最終日の朝、
淋しさをこらえて惜別の買い出し。
思い出をいっぱい買い込むんだ。
と、その前に、
おめでたい!実におめでたい朝であります。
北海道日本ハムファイターズ、4年ぶり、7回目のパ・リーグ優勝!
ソフトバンクとの最大11.5ゲーム差をひっくり返しての大逆転劇、
平成の「メイクドラマ」、主役は文句なく「二刀流」大谷選手。
超朝型夫婦も昨夜は思わずビールで祝杯しちゃいました~。
トップチームに大差をつけられても決してあきらめない。
ただ目の前の一戦にひたむきに集中する。
チームを、自分を、ファンを、信じて。
う~ん、我が世の秋(笑)、最高の気分。
と、ご機嫌モードのまま、夏の沖縄旅2016リポートも大詰め。
午後2時の飛行機で沖縄を離れる当日の朝、朝食を済ませ、
恒例の最後の買い出しに市場界隈にやってきました。
まずは太平通りの奥間商店で朝採れの新鮮島野菜をゲット。
沖縄の太陽をいっぱい浴びた緑濃い「カンダバー(甘藷の葉)」に
爽やかな緑色した「ナーベラー(へちま)」、
さすがに色も形も立派な「ゴーヤー」に黄色の「島人参」などなど。
本当は大束80円の「エンサイ(空芯菜)」や
青いパパイヤなど他にもいっぱい買いたいけど、重量オーバー、
己の持てる限度を考えて、泣く泣くあきらめ、
朝から活気あふれる奥間商店を後にします。
え~っと、後は、「花商」のじーまみ豆腐を買ってと、
アジアの混沌とした雰囲気がたまらない公設市場界隈を
タイムリミットが迫る旅人は国際通りに向かって足を早めます。
実はもうひとつお目当てのお店があるのでした。
旅の前半で訪れた八重山諸島のかまぼこが那覇で買えるのです。
アーケードにお店がぎっしり並ぶ市場本通りに赤いお魚マークの看板、
間口半間ほどの小さな小さなお店があります。
その名は「マーミヤかまぼこ」。
「マーミヤかまぼこ」は1945年創業の石垣島のかまぼこ屋さん。
全国蒲鉾品評会で二度も日本一に輝いたその味は
石垣島でも超有名、島自慢のかまぼこでありました。
旅の前半、島から宅配便で札幌まで送ろうかと思ったのですが、
帰宅は10日後、う~ん、どうしようと迷っていたら、
石垣の特産品販売センターのお姉さんが
「那覇にも工場がありますから、買えますよ」とありがたい一言。
で、札幌に帰る当日に新鮮かまぼこを求めてやってきたのです。
うわぁ~、美味しそう、どれにしよう。
お店のほぼ全部(笑)を占めるガラスケースには
できたての八重山かまぼこがずらり並んでいます。
細長い棒状の「丸ぐゎー」、紅白も鮮やかな「みかづき」、
お菓子のような黄色の「カステラかまぼこ」におめでたい「鯛かまぼこ」。
年中行事の多い沖縄、お盆やお正月、清明祭やお彼岸等々のご馳走に
こうした華やかなかまぼこが欠かせません。
海に囲まれた島々には新鮮な魚を活かしたそれぞれ自慢のかまぼこがあり、
沖縄は知る人ぞしる「かまぼこ王国」なのです。
中でも石垣島の「マーミヤーかまぼこ」は超有名。
「作りたてですからね、色々味を試してみてください」と
お店のお姉さんが次から次と試食を差しだしてくれます。
どれもこれも、美味~い!
で、今晩の晩酌のおともになる一口大の「たらし揚げ」と
平たい「ぽーぽー揚げ」各種を色々詰めてもらいました。
「アーサー」「もずく」「ゴーヤー」などなどバリエーション豊富。
ちょっと甘めの味が南国石垣島らしい。
「本店は石垣島ですよね?」と訊ねてみると
「そうなんですぅ、本店の親戚が那覇工場担当で、私はその友達!」と
店番のお姉さんが明るく回答、な~るほど、一族の結束が固い沖縄らしいし、
その友人が店番というのもなんだか微笑ましい。
間口半間ほどの小さなかまぼこ屋さんで沖縄を実感します。
冷蔵設備がなかった昔、魚を保存しようにも沖縄は余りに暑く、
塩をしても追いつかないから塩干物も発達しませんでした。
そのかわりに大切にされたのがかまぼこだったのです。
一族が集まる「ハレ」の日のお膳や重箱に
ちょっと甘めの沖縄のかまぼこは欠かせない存在。
石垣島自慢のかまぼこを親戚が那覇で広める。
島と海と人をつなぐ愛すべきかまぼこ。
飛行機で帰る当日の手土産にいかがでしょうか。
旅の荷物を解きながらの晩酌のおともにぴったり。
土産話のタネにもなりますよ。
さ~て、お次は沖縄お菓子部門。
最後の最後のお買い物をしたら、
いよいよ愛する沖縄としばしの別れ。
明日は夏の沖縄旅2016リポート最終回。
さあ、急いでお買い物を済ませましょう。
(写真は)
赤いお魚マークがキュート。
石垣島が本店の「マーミヤかまぼこ」。
那覇にはこの牧志店のほか、
とまりん店、小禄店の三つの直売店があります。
本島で八重山かまぼこが買える嬉しいお店。

