絶佳景海濱茶屋
視界全部が青い海。
聞こえるのは波の音だけ。
この窓辺には海と空と私しかいない。
時間も止まる絶佳景海濱茶屋。
嗚呼、感動。
夏の沖縄旅2016リポート、旅の後半は本島編。
自然と文化と歴史に触れる本島中部ドライブの翌日、
三日目はひときわ海が美しい南部へ出かけました。
沖縄戦の激戦地であった南部には多くの戦跡がありますが、
今回は全長270mのほぼ全域が公開されている数少ないガマ、
「糸数アブチラガマ」を訪ね、暗闇より暗い闇を体感、
現地ガイドさんの貴重な説明に耳を傾けました。
暗い洞窟の出口で見た太陽の光の眩しさは忘れません。
遅いお昼は海人の島、奥武島の名物てんぷら。
揚げたて沖縄ソウルフードの最強調味料は
目の前の真っ青な海と足元で寝そべる猫とウスターソース。
豊かな海に囲まれた沖縄ならではの贅沢ファストフードです。
ひっきりなしにお客さんが訪れ、長い列は途切れることがありません。
食べ終わった旅人は早々にお店横の青空テーブルの席を立ち、
ここらでゆっくりお茶の時間にするとしましょう。
那覇から南下するにつれて、
海の色は柔らかなブルーへと変わります。
美しい海が広がる本島南部エリアの中でも
太平洋に面した南城市は沖縄きっての海カフェゾーン。
オーシャンビューの絶景を望めるカフェが点在しています。
お料理、ドリンク、スイーツとそれぞれ魅力的なお店ばかりですが、
やはり、ここは元祖&鉄板海カフェ、あのお店へGO!
奥武島を結ぶ小さな橋を渡って、
海を見下ろす小高い丘にそった道をしばらく走ると、
ありました、ありました、今回で二度目の訪問、
何度でもリピートしたくなる絶景海カフェ「浜辺の茶屋」です。
オープンは20年前、現在の海カフェブームを先駆けとなった伝説的なお店、
本日も駐車場は満車なり・・・と、凹んだ瞬間、
ラッキー、目の前の車が発進、空いたスペースに無事駐車、
幸先いいぞぉ。
小さな砂浜の上に建つ「浜辺の茶屋」は
道路と駐車場から木の階段を下りていく構造。
この階段までお客さんが並んでいることも多いのですが、
再びラッキー、すんなりと入ることができました。
お目当ての窓際は満席でしたが、三度ラッキー、
ほんの少しの待ち時間で座ることができました。
南部の海の神様、今日はご機嫌がうるわしいようです。
サンゴ礁の海イノーに向かって開かれた窓。
視界100%が青い海に染まる。
頬を撫でる優しい海風。
店内の話し声がいつのまにか遠くなる。
聞こえるのは心地よい波音。
ここにいるのは海と空と私だけ。
時間を忘れる。
注文したのは「琉球花紅茶」。
ハイビスカスとローズヒップをブレンドした
爽やかで華やかなアイスティーに喉も心も癒されます。
海を眺めているとこんなにも心が癒されるのは何故だろう。
遠い遠い太古の昔、生物は海で生まれたからだろうか。
母なる海への憧憬には国籍など関係ない。気がつけば、
日本語以外の言葉があちらこちらから聞こえてきます。
中国語、韓国語、タイ語・・・?
帰り際、見覚えのあるお店のパンフレットに
韓国語版、中国語版が新たにラインアップされているのを発見。
「海濱茶屋」。な~るほど「浜辺の茶屋」は中国語でそうなるんだ。
読める漢字の拾い読みですが、何となく意味が伝わってきます。
「絶佳景」「傾聴海浪的聾音」「来一杯現磨珈琲」等々。
うふふ、わかるわかる、今の私の気分そのもの。
何だか嬉しくなる。
沖縄本島の南。
南城市の丘の上、小さな砂浜を見下ろす「海濱茶屋」。
「朋友」とでも「家族」とでも「当然也可以独自一人」、
最高のお茶時間が過ごせます。
海に開けた窓際に座れば「自己的美好時光」、
誰もが時を忘れます、よ。
謝謝、伝説の海カフェ。
(写真は)
海と空と琉球花茶。
自然の海風が作るグラスの水滴までが美しい。
誰と来ても、一人でも、
絶対に癒されますよ。

