華麗なるイワシ

札幌祭りといえば時鮭、

京都の祇園祭は鱧、

夏祭りには美味しい旬のお魚がつきもの。

庶民的なこもお魚も例外ではありませんでした。

ぴっちぴちの鰯、イワシ君。

今が旬の時鮭、身も甘く柔らかい夏烏賊などなど

ご近所スーパーのお魚コーナーも夏色満載。

どれにしようか迷ってしまいますが、

昨日の金曜ごはんの2トップはその夏烏賊と鰯。

烏賊はそのままお刺身に、

ピチピチ新鮮な鰯はちょっと目先を変えたムニエル仕立てに。

身を開いて骨をとった鰯に軽く塩胡椒した後、

ほんの少し隠し味にお醤油をなじませ、

カレー粉を加えた小麦粉をさっとまぶして、

オリーブオイルで香ばしくふっくら焼き上げていきます。

身の柔らかい鰯は皮目から焼いて、身がふっくらしてきたら、

そっと裏返して、さっと焼いたら、

新鮮鰯のカレームニエルの出来上がり。超簡単。

カレー色のイワシ君には白いお皿が映えますが、

あえてどっしりしたやちむんの魚紋皿に盛り付けます。

旬のアスパラをちょいと添えて、

さあ、熱々のところをいただきましょう。

う~ん、カレーの香りをまとった鰯の美味なことといったら。

身はふっくら、皮は香ばしく、脂ものって、旨みが濃い。

この華麗なるイワシ、ぜひリスボンに人々にも紹介したい。

というのも、

ポルトガルの首都リスボンでは守護聖人を讃える、

聖アントニオ祭りが毎年6月12,13日に行われるのですが、

この夏祭り、別名「イワシ祭り」と呼ばれています。

華やかなパレードに色鮮やかに飾りつけられた広場、

そして街中に漂うのはイワシの炭火焼の煙。

香ばしく焼かれたイワシの炭火焼をパンに載せて、

手づかみで豪快に頬張るのが祭りの醍醐味、なんだとか。

このイワシ、どうやらシンプルな塩焼きらしいのですが、

日本生まれのカレー粉をぜひおすすめしたいもの。

絶妙な配合が自慢の日本が誇るミックススパイス。

ちょちょいと振りかけるだけでイワシが華麗に変身します。

日本人同様、炭火焼きの魚の旨さを良く知るポルトガルの人々、

きっと、カレー粉との相性も気にいってもらえると思うなぁ。

日本の魔法の調味料は醤油だけじゃないんだよぉ(笑)。

旬のイワシを味わいながら、

まだ見ぬリスボンの夏祭りに思いを馳せる。

パスポートいらずの旅、色々楽しめるものです。

ちなみに聖アントニオは縁結びの聖人でもあり、

この日に思いを寄せる人へマンジェリコ(バジル)を

贈る習慣があるそうです。なるほど、イワシとバジルも相性がいい。

次回はバジルと夏野菜を合わせたオーブン焼きもいいかもねぇ。

お料理のアイデアも夏仕様になってきた。

作る、食べる、想像の旅をする、心が豊かになる。

お薦めツアーですよぉ。

(写真は)

新鮮鰯のカレームニエル。

調理時間10分もかからない超時短料理。

隠し味のお醤油がいい仕事してる。

トマトケチャップ添えてもOK。

お弁当にもおすすめ~。