菜の花の秘密
これは・・・絶景。
菜の花色の地平線。
鮮やかな黄色が目に眩しい。
日本一の初夏の景色だ。
夏のような気温と好天に恵まれた昨日、
朝早くからサタデー・モーニング・ドライブを決行。
目的地は滝川の「日本一の菜の花畑」。
作付面積日本一を誇る菜の花がまさに満開、
「たきかわ菜の花まつり」も開催中、
今、行かないでいつ行く(笑)。
でも、絶好の菜の花日和、ドライブ日和、混むだろうねぇ~、
ということで、超朝型夫婦、さらっと朝7時半に札幌出発。
爽やかな朝の日差しに田植えが終わったばかりの緑のたんぼが
きらきらきらめく光景は実に美しく、実に美味しそう(笑)。
このあたりは北海道有数の米どころですものね~。
快適モーニングドライブは順調、9時には現地到着。
「菜の花まつり」の総合案内所となっている道の駅でマップをもらい、
いざ、日本一の菜の花畑をめざします。
実は滝川の菜の花は観賞用ではなく、
油の原料となる菜種を取るために栽培されているもの。
おめあての菜の花は農家の皆さんの大切な農作物なのです。
また連作障害を防ぐため、毎年畑を変えて植栽されるため、
毎年違う景観を楽しめるのも人気ですが、
地元の人でなければ畑までのルートはさっぱりわかりません。
マップと案内板に従って、マナーを守って、菜の花に会いに行きましょう。
今年は60か所に点在する177haの畑で作付され、
満開はいつもの年より2週間も早くなったとか。
毎年、農家さんたちの開花予想をもとに
お祭り日程を決めているそうですが、見事予想的中。
滝川の菜の花予報士さん、的中率高いですねぇ~。
すでに道すがら、緑の田園風景のなかに
鮮やかな黄色が目に飛び込んできます。
見晴らし台がある「菜の花畑会場」までもう少し。
細い一方通行の農道をぐるりと回ると、特設の駐車場が。
良かった。朝9時、まだ余裕で停められました。
とはいえ、予想以上の人出。みんな、早起きしたのね~。
車を降りて、駐車場を抜けた瞬間、
「うわぁっ~~~!すごっおおおお~い!きれ~~~っ!」。
目の前に広がる菜の花色の宇宙よ。
体中の細胞が菜の花色に染まった。
見渡す限りの菜の花、菜の花、菜の花・・・・。
特設された見晴らし台に上ってみると、
もう視界全部が菜の花色、そう、菜の花色の地平線。
初夏の青い空と緑とのコントラストの美しさを
なんと例えましょうか、もう言葉がない。
感激でクラクラしながら見晴らし台を降り、
畑の間の畔道を歩いてみる。
へ~、菜の花って、けっこう背が高いのね~。
すくすく育った花の高さは大人の胸の高さに迫るほど。
菜の花畑の間を歩けば、ふわりと菜の花の香りが鼻をくすぐり、
遠くではカッコウが気持ちよさげに鳴いている。
初夏の喜びを五感で感じます。
美しい菜の花畑の風景は写真や映像でも良く見ますが、
こうして実際に目の当たりにすると、
その黄色がただの黄色(笑)じゃないことに気づきます。
ぐ~っと近寄ってクローズアップで見ると、確かに鮮やかな黄色ですが、
遠目の俯瞰で眺めると、わずかにごくわずかに緑がかっているのです。
私の目の錯覚?「ねえ、菜の花の黄色って少し緑がかってるよね?」と
傍らの夫に訊ねると「うん、ちょっとグリーン入ってるよね」との答え。
だよね~、この微妙な色感覚は、実際に見て初めてわかるんだよね~。
家に戻ってから「日本の色辞典」を開くと、
はたして黄色の項に「菜の花色」を発見。
「ほんの少し緑が入った鮮やかな黄色」とあります。
色名としては比較的新しいもので、
菜種油の緑が勝ったくすんだ黄色をさす「菜種色」についで、
鮮やかな花の色を「菜の花色」と言う名が誕生したのではとのこと。
菜の花色の美しさの秘密は緑にあり。
初夏の若葉や田植えがおわったばかりの早苗の緑が
しらずしらずに菜の花に宿っているのかもしれません。
眺めていると不思議に心が元気になってくる菜の花色。
絵の具の黄色とは違う微妙な色合い。
菜の花の秘密を知りたければ、日本一の菜の花畑へ。
「たきかわ菜の花まつり」は今日まで開催中です。
(写真は)
菜の花畑にて。
世界でいちばん美しい農作物、かもね。
花の地平線にうっとり。

