克服コリアンダー

あきらめちゃいけない。

人は幾つになっても成長できる。

ひとつ新しい扉を開けた。

コリアンダーを克服したのだ(笑)。

エスニック料理もタイ料理もメキシコ料理も大好きだけど、

もれなくついてくる、あの匂いがどうにも苦手。

そう「コリアンダー」またの名を「パクチー」「香菜」です。

見た目は爽やかな緑の香草なのにこわごわ口に入れた瞬間、

むわっと鼻腔を席捲するあの独特の匂い。

好きな人は山盛りで食べちゃうくらい大好きらしいけど、

アタシは何というか、本能的に理解できないでいました。

だからフォーだって必ずパクチー抜きで注文。

しかし!事件です。

この連休中、長年没交渉だったコリアンダーと国交回復(笑)。

きっかけは帰省した息子が導入したテクスメクス料理。

スパイシーなファヒータチキンやタコミートを

トルティーヤで包んで食べる時に欠かせないのが

アボカドで作る「ワカモレ」やトマトやタマネギが入った「サルサ」ソース。

で、これらに欠かせない香草がコリアンダー・・・。

「ねえ・・・やっぱり、コレ入れるの?」

息子と並んでキッチンに立ちながら、青々としたコリアンダーを前に

完全に腰が引けてる母、我ながら情けない(笑)。

「もっちろん、コレなきゃ始まらないでしょー」と明るい答え。

「どーしても入れるんなら、ちょっとよ、ちょっと、ちょっとにしてよ~」

「はいはい、くさいからね~、コイツ、カメムシの匂いするもんね~、イヒヒ」

「キャー、やめてやめて~、余計食べられなくなる~」。

たかがコリアンダーに大騒ぎ。

いや、ホントにコリアンダーの和名は「カメムシソウ」。

葉の匂い成分にカメムシのそれと同じ化学物質が

含まれているという説もあるようなのですが、

それ、今、キッチンでする話?

いかんいかん、聞かなかったことにしよう。

横で「ちょっとちょっとちょっとでいい」と騒ぐ母に牽制されて、

いつもよりかなりコリアンダー控えめの「ワカモレ」&「サルサ」が完成。

恐る恐る、まずは少量をお肉やトルティーヤと一緒に食べてみる。

あれ・・?お・・・美味しい・・・。

ていうか・・・コリアンダーの個性的な匂いが・・・いい感じ・・・

トマトやタマネギやアボカドやライムなどの爽やかな食材たちに

ちょっとクセものな風味が加わることで何と言えない深みが生まれている。

むしろ、この存在なしでは「ワカモレ」も「サルサ」も成立しないと思えてきた。

え・・・?アタシ・・・とうとう、コリアンダー嫌いを克服した?

やったぁ~、人生50年過ぎて、新しい扉を開いたぞ(笑)。

まだまだ大量山盛りを制覇する域には程遠いものの、

「香草扱い」で加えられる分には大歓迎。

フォーにもちょっとだけならトッピングしてもいいかも。

コリアンダー、パクチー、香菜、

一気に恋人は無理だけど「まずお友達から始めましょう」って感じかな。

何か、嬉しいなぁ~、食の世界が一気に広がったようだ。

母をいたぶりながら(笑)コリアンダー刻んでくれた息子に感謝。

地中海原産のセリ科の植物「コリアンダー」。

葉や茎には独特の香気を持つ一方で

熟した小さな実は柑橘系の芳香があるのもまた不思議。

キッチン戸棚に常備してあるスパイス瓶のコリアンダーは

本当にレモンのような甘く爽やかな香りがします。

よ~し、これで丸ごと克服、食の世界が広がった。

お料理がまた楽しくなる。

(写真は)

沖縄の宜野座村名産の「ぎのざジャム」。

お気に入りの「スパイシーマンゴージャム」にも

たくさんスパイスとともに、

コリアンダーシードも使われていました。

クリームチーズをのせたクラッカーにトッピング。

むふふ、赤ワインとのマリアージュも最高♪