エデンの果実
う~ん、惜しかったぁ~。
テニスのマスターズ大会イタリア国際準決勝、
錦織圭選手、世界王者ジョコビッチに惜敗。
総ポイント数はジョコビッチ112、錦織111、
ホントにあと一歩だったよねぇ。
3時間を超えるフルセットの激闘。
ジョコビッチがガットが切れたことに気づかず、
審判に指摘される場面もありました。
世界ランキング1位の平常心を失わせるところまで
追いつめたんだだけどね~、ホント、勝負は紙一重だった。
でも、その紙一重がとてつもなく強靭なんだな。
破れそうで、破れない、世界王者の強さ。
そんなわけで、昨日日曜日は早朝から
テレビの生中継画面に見入っていたのですが、
試合中のある場面にまさに目が釘付け。
ベンチに座ったジョコビッチが
ぱかっと透明なパックを開けて、何かを口にした。
黒っぽいドライフルーツのような何かを齧る王者。
何?何食べてるの?
グルテンフリーの実践者として知られるジョコビッチが
試合中に食べていたものは、どうやら「デーツ」らしい。
「デーツ」とは乾燥したナツメヤシの果実で
血糖指数が低く、栄養価も非常に高いミラクルフルーツ。
そうか、強さの秘密は小麦を抜いて栄養補給にデーツか。
おやつにデーツ、真似してみる?
日本ではあまりなじみのないドライフルーツですが、
北アフリカや中東で広く栽培され、現地では主要な食品。
エジプト旅行の時にもやたらお目にかかりましたっけ。
見た目は大きめのプルーンのようで、市場などでは
リースみたいに輪っかにつなげた状態でどっさり並んでいて、
ナイル川下りの船でも、お土産屋さんでも、
甘い紅茶とともに、この「デーツ」が必ず添えられていました。
アラブ世界のお茶うけ、なんですね。
メソポタミアや古代エジプトなど紀元前数千年前から栽培され、
イスラム教の聖典「コーラン」には「神の与えた食物」、
旧約聖書には「エデンの園の果実」と記述されているそうです。
食物繊維とかミネラルとかビタミンなんて言葉がなかった古代から
灼熱の砂漠で暮らす人々にとってなくてはならない食品なのでした。
長期保存ができ、携帯に便利、少量でエネルギーと栄養補給ができる。
激闘中のアスリートにとっても、うってつけのスーパーフード、
世界王者の食生活は古代文明につながっていたのね~。
この「デーツ」、肝心のお味はというと・・・
う~ん、甘めの干し柿+レーズン+プルーンを濃厚した感じかな~。
ひとつつまむだけで、結構なインパクトがあるのですが、
現地では「チョコがけデーツ」なんてツワモノも発見。
超甘いのですが、恐ろしいことにクセになる。
ま、ジョコビッチは絶対食べないと思うけどね(笑)。
しかし、「デーツ」そのものはあまり口にしていなくても
我々日本人、実は知らないうちに、この果実を食しているのです。
みんなが大好きなお好み焼きに欠かせない甘~いソース、
あのお好み焼きソースの原料としてデーツが使われているのでした。
イギリス生まれのウスターソースを日本風にアレンジする際、
デーツの濃厚な甘みに着目したらしいのですね。
ふ~ん、そうかそうか。
お好み焼の美味しさの秘密は
エデンの園の果実にあったのね~。
お好み焼きと世界王者に意外なつながり(笑)。
あ、グルテンフリーの王者は食べない、か。
ま、小腹がすいたら「デーツ」。
最近はアラブの美容食なんて言われているらしい。
グルテンフリーは無理っぽいけど、
これなら世界王者に近づける?
(写真は)
なんていいながら
おやつに「よもぎ大福」に手が伸びるアタシ。
せっかくの夫の旭川土産だしね~、
季節のお菓子だしね~、固くなっちゃうしね~、
お茶淹れますか、食べますか(笑)。

