世界一のメダル

「子どもボランティア」。

カラーの厚紙にマジックで書かれた手作りのメダル。

子供たちが首から下げているそのメダルは

金メダルよりも輝いて見えた。

世界一のメダルだ。

熊本大地震から1週間が経ちますが、

被災地では多くの人々が不安な避難生活を続けています。

少しずつ食料も届き始めているようですが、

寸断された交通網、容赦なく降る大雨、絶え間ない余震、

なかには避難所を移動せざるを得なかったりなど、

被災者の皆さんの心身の疲労はいかばかりかと思います。

そんな避難所で子どもたちが頑張っていました。

自宅が被災して家族と一緒に避難した子供たち。

余震が続くなか、学校にも行けず、

避難当初は落ち込み、元気のない様子だったそうですが、

配食などをするボランティアの姿を見て、

「自分たちもなにかできる」と自ら動き出し、

食事を配ったり、トイレを掃除したり、お年寄りの肩をもんだり、

「子どもボランティア」として活動する様子が

新聞やテレビの映像で紹介されていました。

手作りのメダルを首から下げた子どもたちから

食事を手渡されたり、肩をもんでもらったおばあちゃんたちは

小さな温かい支援に思わず涙をこぼしていました。

「可愛いおちびちゃんたちの顔を見るだけでね、もう・・・・」。

「一人で家にいると地震が怖くて怖くて・・・ね・・・」。

食事や肩もみをしてもらった嬉しさはもとより、

一人暮らしの高齢者にとって一番の不安である「孤独」が

子どもたちの小さな手の温もりによって

春の雪解けみたいに柔らかく解消されているように思えました。

子どもたちにとっても

一生懸命働いて、人の役に立って、「ありがとう」と感謝される。

小さいながら「社会」の一員として活動しているんだ。

その実感は彼ら自身のモチベーションとなり、

「避難直後に比べて子供たちの表情が元気になってきた」と

その変化、成長の様子をあるお母さんが語っていました。

ある避難所では、小中学生の3兄弟にお母さんが

「人のために働いたら気持ちいいよ」と

子供たちの背中をそっと押してあげたそうです。

自分がもし同じ状況だとしたら、そんな声かけができたでしょうか。

家は地震でめちゃくちゃになり、家族で避難、

明日をもわからない不安な日々、

だからこそ、子供たちが「明日」を信じられますように。

お母さんは声をかけた。

母親として、心から尊敬します。

困難なときに、親として何を子供に与えられるのか。

社会の一員として働く幸せ。誰かの役に立てる幸せ。

感謝される幸せ。不安で辛い毎日だからこそ、働こう。

ママの美味しいご飯を作ってあげることはできないけど

心に栄養をつけさせることはできるのですね。

世界一のメダルをかけた子どもたちが

成長した姿で学校に戻れる日が

一日でも早く訪れますように。

子どもボランティアの姿に色々学ぶ朝でした。

(写真は)

う~ん、逆光で見えにくいですが、

木が成長して、枝が遠いですが、

我が家の桜標本木、

昨日の20℃超えの気温で一気に開花準備が促進、

つぼみの先にかすかかすかな桜色を確認。

今年の桜前線上陸はやはり、早そうですよ~。