ほっかほかのアレ
ところ変われば、
おやつの名前も変わる。
あんこがたっぷり詰まった、
みんなが大好きなほっかほかのアレ、
なんて呼ぶ?
「おやき、買ってきたよ~」。
夫がほっかほかのソレを買ってきた。
札幌のデパ地下に出店している「御座候」、
ここのおやき、あんこたっぷりなんだよね~。
早速、焙じ茶を淹れて、楽しいおやつ、
美味しく頬張りながら、
ふと「御座候って本店はどこにあるの?」と話題になり、
ささっと検索してみたら、まあ、びっくりぽん。
「御座候は」兵庫県姫路市にある
回転焼き(おやき)などのメーカーだったのですが、
驚くことに、地元兵庫ではその回転焼きそのものを
「御座候」と呼ぶのだそうです。
へぇ~、今川焼、回転焼き、大判焼きなどなど
おやきには色々なご当地名があることは知っていましたが、
兵庫県姫路界隈の個性派ネームは際立っていますね~。
何でも職人一人一人の「私が焼いた回転焼きでございます」
という真心をそのまま社名にしたのだそうですが、
「御座候の回転焼き」から「回転焼き」がとれて
いつしか「御座候」と呼ばれるようになったとか。
面白い現象ですね~。
ちなみにほっかほかのコレを何と呼ぶか?
日本全国の分布図を調べてみると、
北海道・東北は「おやき」、
新潟・富山・石川あたりは「大判焼き」、
関東は「今川焼」、関西・山陰・九州は「回転焼き」と
ざっくり分かれるようですが、
広島の「ニ重焼き」、秋田の「あじまん」、
愛媛の「太鼓饅頭」、茨城の「甘太郎焼き」など
「御座候」的な飛び地系ネームも多々あるようだ。
それぞれに由来や物語があるのでしょう。
北海道室蘭生まれの私ですが、
実は少々こんがらがっています(笑)。
生まれ育った昭和の室蘭の街には
「おやき」の店も「大判焼き」の店も
「甘太郎焼き」の店も存在していた記憶があるのです。
しかも形状や味がみんな違った。
「おやき」は小型で懐かしい重曹の匂いがして、
「大判焼き」は楕円形をしていて、あんこが甘く、
「甘太郎焼き」は「おやき」よりも少し大きい円形で、
ちょっとさらっとしたつぶしあんだった。
あんこ好きの魂百までも(笑)。半世紀経っても
くっきりとそれぞれの記憶をとどめている自分に
我ながら、驚きますが、おやき分布図から推察すると、
当時の室蘭では東北や北陸や茨城あたりに所縁のある人が
甘いおやつの店を開いていたということかぁ。
ま、というわけで、私のとってのほっかほかのアレは
「おやき」でもあり、「大判焼き」でもあり、
「甘太郎焼き」でもあるわけで。
日本各地にルーツを持つ北海道らしい現象かもね。
兵庫県人がこよなく愛する「御座候」、
自慢は北海道十勝産の小豆。
所変われば、名も変わるけど、
あんこの小豆は北海道が一番!
北海道あんこ、ラブ。
(写真は)
兵庫県姫路のソウルおやつ
「御座候」
白あんがあるのも特徴的。
こちらも北海道十勝産のてぼう豆。
うふふ、道産子豆大活躍。

