やさしい島

小さな南の島の子供たちが

毎朝、行う「おかえし」とは?

優しいひとなら解けるクイズ。

うふふ、一発でわかっちゃったもんね。

私、優しいから(笑)

「クイズやさしいね」番組自体は観たことないのですが、

今朝のめざましテレビでその番宣をしていました。

クイズの舞台は人口400人余りの沖縄の離島。

あ~、懐かしい~、渡名喜島ではありませんか!

3年前の春に一人旅で訪れた思い出の島。

那覇から一日一便のフェリーだけが唯一のアクセス手段、

島へ行く飛行機も高速艇もないので、

日帰りできず一泊するしかないため

「沖縄でいちばん遠い島」と言われています。

そして、そこは「天国にいちばん近い島」。

青い海、緑のフクギ、白砂の小道にそって

昔ながらの赤瓦の民家が佇む美しい風景は沖縄の原風景そのもの。

ふらりと文庫本一冊だけ持って訪れたい、そんな場所。

島の魅力に取りつかれて帰れなくなっちゃうかも。

民宿スタッフのお兄さんもそんな一人でした。

「帰る理由がないんだよね・・・」。

関東生まれのお兄さんが呟いた一言が忘れられません。

そんな渡名喜島から出題されたクイズ。

車も少なくほとんど交通量のない島ですが、

「島でたったひとつの信号機は何のためにある?」

優しい人なら解ける、はずですよぉ。

正解は島の子供たちの体験学習のため。

島には小、中学校しかないので、島外の高校へ進学するのですが、

子供たちがそこで初めて信号機に出会って戸惑うことのないように、

との思いから設置された「やさしい」信号機、なのでした。

で、次の問題がその子供たちが

島のために毎朝行う「やさしい」こととは?

回答は「お掃除」か「お年寄りのお世話」の2択から。

スタジオは全員「お年寄り」を選択、で全員不正解(笑)。

渡名喜島に行ったことのある人ならすぐわかります。

正解は、島で80年続く「朝起き会」の清掃活動。

落ち葉ひとつないキレイに掃き清められた白砂の小道。

美しいほうきの跡すら残る小道は

あまりに清々しくて歩くのがためらわれるほどでした。

月夜に美しく輝く白砂の小道の脇には

「朝起き会」と書かれた木箱が置かれていて

子供たちが早起きしてお掃除する時のほうきが

一瞬、可愛い魔法使いのようにも見えました。

渡名喜島の小道は日本一美しい通学路。

島を出て困らないように大人は信号機を設置し、

子供たちが島への感謝をこめて小道をお掃除する。

日本でいちばんやさしい島。

それは那覇の北西58キロ。

2時間の船旅で辿りつけます。

ああ、また一人旅したくなってきた・・・。

春近し。旅心がうずく。

(写真は)

やさしい表情がたまらない。

愛すべき伝統工芸「琉球張り子」。

沖縄ロードワークスの店内にて。

沖縄は人形の表情までもが、やさしい。

クイズやさしいね、の宝庫かも。