トマトの涙

甘い・・・

トマトの涙って、

こんなに甘かったんだ。

あ、そうか、「乙女」だからか(笑)。

食材買い出し担当の夫がいつも通う八百屋さんで

珍しいトマトを見つけてきました。

グラノーラを入れるような透明パックに包まれた赤い野菜は

一見、トマトには見えないユニークな形。

細長い円錐形をしています。

その名も「乙女の涙 スウィーティア」。

ラベルにはこんなコピーが綴られていました。

「高知で大切に育てられた乙女のようにピュアで

とっても甘い涙形のトマトです」。

おおお~、そうですかそうですか、

このちょっと不思議な細長い円錐形は「涙」だったのねぇ。

それも熟女じゃない(笑)、「乙女の涙」ですか。

どれどれ、乙女の涙とはどんなお味なのでしょうか。

昨日のプチ晩酌でさっそく、実食。

大きさはちょうど人差指サイズで持ちやすい。

大きめの唐辛子、細めの赤ピーマンに見えなくもないが、

先が細く、下に向かってふっくらした形は

確かに涙のしずくを思わせます。

いざ、乙女の涙をお尻の方からパクリ。

あ、甘っ、甘ぁ~~~い!

一瞬、トマトを食べていることを忘れる。

果肉の部分がとても厚く、ゼリー状の部分が少なくてプリッっとした食感。

トマト特有の青臭さもまったくなく、酸味も少ないので

トマトという野菜を食べているというより、

不思議の国からやってきた何か未知の甘い実を頬張っている感じ。

乙女の涙って、こんなに甘いのね。

オバハンとは違う(笑)。

調べてみると、この「乙女の涙 スウィーティア」は

突然変異から出来た奇跡のトマト、らしい。

高知の地元企業と育種家が共同開発した新種で、

際立つのはその糖度、普通のトマトが5%くらいなのに対して

「スウィーティア」は12%というから驚き。メロン並みの甘さだ。

リコピン含有量も通常の1.5倍だそうで、その実力は甘いだけじゃない。

まさに奇跡の乙女。

甘くて赤い涙形の「スウィーティア」、

その姿、食感は、まるでジェリービーンズのよう。

野菜が苦手な子供たちもおやつ感覚で食べられそう。

日本人が野菜の中で最もお金を使うトマト、健康志向を受け、

こうした涙形やハート形のトマトベリーなど新種が続々登場。

その昔、青臭いいびつなトマトに砂糖をつけて食べた世代には

隔世の感がありますが(笑)、トマトの進化は止まりません。

奇跡の糖度を誇る「スウィーティア」、

作る時の水分量がものすごく大切で、

一般的なフルーツトマトの半分の量しか与えないそうです。

トマトはいじめるほど甘くなると言われ、

フルーツトマトは普通よりかなり少ない水分量で育てますが、

「スウィーティア」、その半分しかお水をもらえないんだ・・・。

喉・・・乾くよね・・・涙も出ちゃう・・・?

愛の鞭(?)で大切に育てられる「乙女の涙 スウィーティア」、

収穫の際には美しい涙形を傷つけないように

ゴム手袋をつけてひとつひとつ丁寧に摘み取られるそうです。

時に厳しく、大きな温かい愛情で育てられた奇跡のトマト。

こだわりの八百屋さんやデパ地下で会えるかも。

トマトの涙は、甘かった。

(写真は)

ね?ジェリービーンズみたいでしょ?

お菓子屋さんの店先に並んでいても不思議じゃない。

「乙女の涙 スウィーティ」。

糖度12%のトマトは生でも食べても

天婦羅やフライにしても美味しいらしい。

乙女の涙は、揚げても、イケる。