歴史的大掃除

一夜にして世界が変わった。

雪なし12月から一変、朝起きたら、銀世界。

山も街も遠くのジャンプ台も真っ白に雪化粧。

雪が降り積もった桜並木はクリスマスツリー並木に変身。

ふふふ、今年も素敵なホワイトクリスマスになりそう。

雪景色の札幌とははるか離れた砂漠の国から

ちょっとほっとするニュースが。

ツタンカーメンの付けひげの修復が無事終了したそうです。

あの有名な古代エジプト王ツタンカーメンの「黄金のマスク」は

去年8月、展示用照明の交換中に誤って

付けひげがはずれちゃうという災難に見舞われていたのでした。

世界的な遺産をメンテナンス中に、まさかの破損・・・!

「ひぇっ・・・!まじっ?・・・超ヤバくない・・・どーしよう・・・」。

その時現場に居合わせた人たちの顔面蒼白ぶりが目に浮かぶ。

「と、とにかくだ、くっつけよう!」

あたふた、あたふた、相当慌てふためいたのでしょう、

急いで修理をしたものの、接着剤ははみ出しているわ、

付けひげが傾いた状態でくっついているわ、

かなりずさんな「修復」だったため、すぐに問題発覚。

今年10月からドイツの専門家らが接着剤を取り除き、

蜜ろうで丁寧にヒゲつけ直す作業に入り、このほど終了、

首都カイロの考古学博物館で約2カ月ぶりに展示が再開されました。

歴史的大掃除のまさかの顛末も無事に事態収束であります。

「ああ、良かったぁ・・・」と世界で一番深く胸をなでおろしたのは

ポキッ・・・付けひげを外しちゃった当の本人かもねぇ。

ようやくぐっすり眠れる夜が訪れることでしょう。

お掃除中にまさかのポッキリ。

私にも経験があります。

バリ旅行の骨董店で見つけたシンプルな木彫りの座像。

片足を立てた輪王座で合掌する姿が美しく、購入、

廊下のコーナーに飾っていたのですが、

先日、いつものようにささっと布でほこりをぬぐおうとした時のこと、

ポキッ・・・という音もなく、合掌する細い両手首がぽっきり折れたのです。

支えを失った座像は、上半身と下半身が分断される瀕死状態に。

ひえっ!マジ?どーしよー!

慌てふためき、木材にも使える瞬間接着剤で「修復」作業。

「くっついてよぉ~、頼むからくっついてよぉ~」

祈るような気持ちで押さえていた手をそっと離す。

ほっ・・・。合掌の手首はくっつき、無事、輪王座の姿に戻りました。

接着面を示す亀裂は隠せないものの、何とか原状復帰。

世界遺産でもなんでもないけど、大切な旅の思い出ですからね~。

まずは良かった良かった。

それにしてもビックリしたぁ。

キレイにしてあげようとぬぐった瞬間に、ポッキリ、だもの。

確かにねぇ~、10年以上もここでじ~っと座っていたんだもんね~。

知らぬうちに「経年劣化」が進んでいたのかもしれない。

たかが10年でもこんなことが起きるのです。

ツタンカーメンの黄金のマスクは3000年ですよ。

3000年の「経年劣化」は現代人の想像の及ぶところではありません。

世界遺産のお掃除は、慎重に慎重に。

そろそろ年末の大掃除シーズンですが、

それなりの経年劣化が見られる我が家(笑)、

お掃除は優しく、慎重に取りかかるといたしましょう。

またまた、どこかでポッキリ、はご勘弁です。

立派な付けひげが元通りになった古代エジプトの少年王も

これでほっと一安心で年を越せそうですね。

ツタンカーメン君も、良いお年を。

(写真は)

一夜にして銀世界の札幌。

本当に雪は魔法使い。

すべてを純白の魔法で美しく変身させる。

目の前の桜並木もクリスマスツリーに。