おおらかな祭り

雪が、やまない。

何かに取りつかれたかのように降り続ける。

真っ白な雪帽子をかぶった木々はまるでクリスマスツリー。

ひと月早いホワイトクリスマスがやってきちゃった。

我が家の車は夏タイヤをはいたまま、

駐車場で「かまくら」と化している。トホホ。

北海道は早くも雪景色ですが、

11月の東京は学園祭シーズン真っ只中。

金色の銀杏の葉が美しいキャンパスに学生たちの歓声が弾ける季節。

懐かしいなぁ~、ん十年前の記憶が蘇ってきます(笑)。

今朝のめざましテレビでは「早慶学園祭対決」を実施。

永遠のライバル早稲田と慶応、どっちの学園祭が面白い?

まずは観客動員数。

慶応三田祭は20万人、早稲田祭16万人、となっていますが、

開催日数は慶応が4日間、早稲田は2日間ですから、

1日当たり8万人の早稲田に軍配が。

まあ、早稲田キャンパスはふだんでも人口密度の高いからなぁ、

入学当初など昼休みの生協前の大混雑に軽くおびえたもの。

人口密度の低い北海道生まれの新入生にはカルチャーショック、

今も昔も、とにかく、人の多い大学であります、我が母校は。

変わった、いやユニークな人も、多かったなぁ(笑)。

次は「学園祭グルメ対決」。

慶応の「バーニャカウダ・バーガー」に対して、

早稲田はエナジードリンク研究会製作の「マンジー・ドリンク」。

エナジードリンク+マンゴージュース+タピオカ・・・、

まぁ、おいしいとは思うけどね、

ここはやっぱり、慶応らしいお洒落なバーガー、ですね。

最後はお待ちかね?ミスコン対決。

女子アナ登竜門とも言われる「ミス慶応」はさすがの美女揃い、

一方、早稲田は一人のミスを選ぶのではなく、

10人の女子学生モデルがウォーキングするコレクション形式。

個人的にはファッションも魅力もそれぞれの個性を打ち出した、

母校早稲田方式に好感が持てました、が、

昨今のワセ女、ほんとにカワイイ子がいっぱいなのですねぇ~。

時代の移り変わりをひしひしと感じる(笑)。

またそれぞれのサークル紹介もなかなか興味深く、

慶応はプロを輩出しているダンスサークルや

秦基弘ばりの美しい歌声を聴かせるボーカルコンテストなど

やっぱり、な~んか、洗練されているのよねぇ。

対する早稲田は「怪獣同盟」・・・。

怪獣映画や戦隊物など特撮を研究するサークルで

30年の歴史を誇るところが実に早稲田らしい。

私が所属していた「早稲田スポーツ新聞会」は

早稲田祭には参加していなかったのですが、

当時、友人に頼まれ某サークルの模擬店を手伝ったことがあります。

確か「東南アジア農産物研究会」とか何とかだった。

実体は怪しい(笑)映画サークルで

学園祭のためだけに出現した謎の研究会(笑)。

どこからか仕入れてきたパイナップルをカットして

甘い汁まみれでひたすらパイナップルボートを売り続ける。

それが東南アジア農産物研究・・・、

ああ、♪あの頃キミはぁ~、バカだったぁ~(笑)♪

今でも学園祭と聞くと、

あのときの甘いパイナップルの匂いを思い出す。

あのサークルにもユニークな学生がいっぱいいたなぁ。

年齢不詳のおっさんみたいな学生や、

タクシーの運転手しながら学費を稼いでいる猛者もいた。

地方出身の中途半端な優等生で現役入学した女子学生には

ほぼ理解不能なユニークさがあふれていたなぁ、当時の早稲田には。

「いいですか、君たち。

早稲田大学というところはですね、

中退一流、留年二流、四年で出るのはただのひと、ですからね」。

入学したての頃、近代文学の授業で担当教授は

カラカラと笑いながら楽しそうに確かにそう言った。教授が、です。

必死に仕送りしている親からすれば卒倒モノの発言も

何の問題にもならず、ましてや炎上、なんて現象ももちろんなく、

ホント、まだまだ大らかな時代、だったんだな~と思います。

寄り道、回り道、失敗、挫折、大歓迎。

そんな大らかさに包まれて青春時代を過ごせたのは

今思えば、幸せだったかも。

慶応並みにお洒落度が増した今のキャンパスにも

おおらかな伝統がきっと残っているんだろうな。

覇者、覇者、ワ・セ・ダ!

(写真は)

街中の緑がクリスマスツリー。

雪が重すぎて肩こりしそう。

ひと月早いホワイトクリスマスだ。