魔法のそぼろ
サクサク甘~い魔法のそぼろ・・・
・・・の、はずだったんだけど・・・、
まっ、いいか、
これはこれで美味しいし(笑)。
晩秋の穏やかな日差しが戻った昨日の午後、
冷蔵庫のりんごと目が合って(笑)、
かねてより企んでいたおやつを作ることにしました。
それはイギリスの伝統的なりんごのお菓子、
「アップル・クランブル」。
秋にぴったりのホットデザートです。
アメリカのアップルパイ、フランスのタルト・タタンなど
それぞれの国に自慢のリンゴのお菓子がありますが、
イギリス代表といえば、これ、「アップル・クランブル」。
どこの家庭でもそれぞれのレシピで作るとても身近なおやつ、
また紳士が集うパブメニューにもあるほどですから
国民的リンゴのおやつといってもいいでしょう。
「クランブル」とは粉とバターとお砂糖を
ポロポロのそぼろ状にしたもので、
この魔法のそぼろをかけたリンゴを焼いたお菓子が
サクサク甘~い「アップル・クランブル」。
特別な材料も調理器具も必要ありません。
秋のリンゴとキッチンにある材料と指さえあれば(笑)、
いつでも思いたったときに作れる気軽さがとても嬉しい。
超簡単イギリス風サクサクアップルケーキってとこかな。
英国の国民的おやつ、そのレシピも星の数ほどあるのですが、
まずはネット検索で見つけた超簡単レシピを試してみましょう。
さあ、まずは目が合った真っ赤なりんごを冷蔵庫から出して、
芯をのぞいて皮つきのまま薄いイチョウ切りにし、
レモン汁と三温糖とシナモンをまぶして少し置き、
水分が出たところで火にかけて煮詰めていきます。
「水分がなくなるまで煮詰めたら」とレシピにはあるのですが、
むむむ、むしろ水分がどんどん出てくるぞ、
水気がなくなるまで煮詰めたら完全なジャムになっちゃうよ~。
ええ~い、この辺で良かろう、と、適当なところで火を止める。
鍋の底にはピンク色の美味しそうな煮汁が・・・。
う~ん、どうしようかな~、
コーンスターチでとろみつけとくかな~、
ちょっと悩みましたが、初回はこのまま現状維持で続行決定。
ピンク色のリンゴのコンポートを
ル・クルーゼのオーバル型の耐熱皿に移したら、
いよいよ魔法のそぼろ、「クランブル」を作りましょう。
基本的は小麦粉、お砂糖、バターを同量ずつってことらしい。
まあ、家庭のおやつ、そこはゆるっとざっくりいきましょう。
冷蔵庫から出したてのバターを5mm角に切り、
ちょっと三温糖控えめに、小麦粉とともにボウルの中に。
練らないように指で使ってポロポロ、ポロポロ、
魔法のそぼろ状にしていきます。
粉と砂糖とバターが混然一体となっていく指触りが
なんとも心地よくて、幸せな気分になってきます。
器具を使わず手や指だけを使って作る素朴なおやつは
作る人も食べる人も癒されるんだなぁ。
ポロポロいい感じになった魔法のそぼろを
りんごの上にトッピングして200度くらいのオーブンへ。
まあ、焼き時間は20~30分ってところでしょうか。
焼き色を見ながら、コーヒーの準備を。
早めに帰ってきた夫が鼻をピクピク、
「あれ、りんごのお菓子?もう焼ける?」。
オーブンの中を見れば焼き色はまだ薄いけど・・・
「ま、もう、いいか、焼けてるといえば焼けてるし、完成!」。
あくまでざっくり、これが家庭のおやつのいいところ。
熱々の耐熱皿をテーブルにおいて
大きなスプーンで取り分けて、さあ、いただきます。
「サクサク、甘~い」となるはずが・・・、
肝心の「サクサク」が来ない(笑)。
焼き時間が足りなかったのか、水分を吸ってしまったのか
「しっとり、甘~い」アップルクランブルになっていた。
しかし、それはそれで美味しい。決して負け惜しみではない。
そう、しっとりしたアップルデザートと思えば良い(笑)
「でも、美味しい、美味しいよね!?」
向かいの夫に強制的にリアクションを促す妻(笑)。
初アップルクランブル。
やはりリンゴの水分は飛ばすべきだった。
いやむしろ、鍋で煮ないでそのまま焼いた方がいい?
クランブルの配合も改良の余地がある。
小麦粉は多めにし、バター&オリーブオイルでカロリーオフする手も。
そもそもクランブル自体の量はもっとたっぷりの方がいいな。
課題点、反省点、改良点が次々と浮かぶ。
よ~し、また挑戦してみるぞぉ~。
魔法のそぼろ。
簡単で身近だからこそ奥が深い。
アップルクランブル。
素朴なおやつにモチベーションが刺激された
晩秋の午後でありました。
(写真は)
ちょっと色白のアップルクランブル。
しっとりタイプも悪くない(笑)。
ヨーグルトと合わせても美味だった。
う~ん、ちょっと手がかかったコンポートと、
言えないこともない・・・が。



